自由なワークスタイルに効果的な時間術


©Eiichilaw Hokodate

 

こんにちは、鉾立です。

仕事の生産性向上は、ここ数年、私にとっての大きなテーマの一つとなっています。

モットーは、「”先人の知恵” と ”ITツール” を駆使して、仕事の生産性向上を追求し続ける」

最近も、ある書籍から ”先人の知恵” を授かり、仕事の生産性向上に良い効果がありました。

その知恵というのは、小規模会社の経営者やフリーランスなど、自由なワークスタイルに効果的な時間術

もしあなたが私のように限られた時間を極力有効に使いたいと考えているなら、今回の記事はきっと役に立つんじゃないかと思います。

 

「集中仕事」と「非集中仕事」を分けて、時間の配分を適切に行う

今回ご紹介するはこの書籍。

『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』/樺沢 紫苑 (著)

「神・時間術」というタイトルはちょっとアレですが、内容的には時間術について新たな気づきを得るところが多く、とても参考になりました。

たとえば次の一節。

 

「集中仕事」は集中力の高い時間帯に行う。「非集中仕事」は集中力の低い時間帯に行う。

こうして仕事の配分を適切に行うだけで、仕事効率を2倍、最大で4倍にアップすることができます。

 

1日は24時間と決まっていて、誰にとっても時間は平等なはずです。

が、時間の使い方や配分を意識することで、同じ時間でも2倍、4倍と仕事効率が変わってくるという話。

これは確かにありますよね。

ポイントは、「集中仕事」は集中力の高い時間帯に行い、「非集中仕事」は集中力の低い時間帯に行うということ。

私の場合、「集中仕事」というのは、「仕事のプロジェクトのスキーム作り」などがそれにあたります。この集中仕事をしているときは、基本、メールは見ませんし、午前中の一定時間は携帯電話を機内モード(着信しない設定)にしています。

逆に、「非集中仕事」というのは、メールチェックや簡単なメールの返信など。昼休み前の20分間や、夕方の時間帯にまとめて処理するようにしています。

 

頭と体がフレッシュな時間帯に重要な仕事をする

では、「集中力の高い時間帯」というのは、いつのことを指すのか。

本書では次のように解説しています。

 

「集中力の高い時間帯」というのは、「起床後の2~3時間」「休憩した直後」「終業間際の時間帯」「締め切りの前日」などがそうですが、そうした「集中力が自然に高まる時間帯に」、「集中力の必要な仕事」をすればいいのです。

 

「起床後の2~3時間」「休憩した直後」というのは、1日の中で最も頭と体がフレッシュな時間帯です。

そんな「集中力の高い時間帯」に「集中力の必要な仕事」(=重要な仕事)をするというのは理にかなっていますよね。

私の場合は、始業から11:30までの時間帯と、昼食後の仮眠の後の時間帯を「集中力の高い時間帯」と位置づけていて、1日で最も重要な仕事をする時間に充てるようにしています。

 

集中力が持続する時間のサイクルがある

でもそもそも、人の集中力というのはどのぐらい持続できるのもなのか。

実はここからの話が、今回私にとって一番参考になりました。

 

集中できる時間単位は、「15分」「45分」「90分」と3つあります。

 

この「15分」「45分」「90分」の詳しい根拠については本書に譲るとして、私が腑に落ちたのは次の部分。

 

私のように原稿を執筆する場合、15分ごとに休憩を挟んでいては仕事になりません。一度集中しはじめたら、90分は一心不乱に書き続けます。

机に積み上げられた数十枚の書類を処理していく事務仕事であれば、単純作業を90分続けるのは至難の業です。15分か30分ごとに休憩を入れたほうが、仕事がはかどるはずです。「仕事」といっても、その作業内容によって、ライトな作業かハードな作業かによって集中力の持続時間は変わります。

 

確かに、集中仕事をしていてせっかく気分がノッているのにわざわざ中断するのは非効率ですよね。

本書を読むまでは、午前中50分×3セット、午後50分×3セット、夕方50分×2セットなど、仕事時間は50分単位で考えていましたが、読後、1日の仕事の時間単位を見直しました。

1か月ほど試した結果、私の場合は、「90分」「50分」「20分」の時間単位がしっくりくるようです。

 

タイマーを使って締め切り効果を演出する

先ほど引用した「集中力の高い時間帯」の中に、「終業間際の時間帯」「締め切りの前日」というのがありましたが、確かに、締め切り効果は仕事効率を上げるもの。

その点、タイマーは締め切り効果を演出する最も手軽なツールだと思います。

タイマーについては、私もこれまでどれが使いやすいかいろいろ試行錯誤していましたが、今はこのタイマーで落ち着いています。

ドリテック(dretec) 10キータイマー 「シンプティ」 ホワイト T-181WT

パソコンでタイマーアプリをダウンロードしたり、iPhoneのタイマーを使ってみたりしましたが、やはりこれが一番シンプルで使いやすいです。

事務所の中のどの仕事スペースにも持ち運べるし、スタンド式で自立できるところが気に入っています。

 

現在の私の仕事のタイム―ブルは、、

そんなわけで、本書の知恵を授かってブラッシュアップした現在の私の仕事のタイムテーブルは次のような感じです。

 


<午前中>

9:00始業

90分集中

10:30
(10分休憩)
10:40

50分集中

11:30
(10分休憩)
11:40

20分集中

12:00


<午後>

12:00

昼食・仮眠

13:00

90分集中

14:30
(10分休憩)
14:40

50分集中

15:30
(10分休憩)
15:40

20分集中

16:00
(30分休憩)
16:30

50分集中

17:20
(10分休憩)
17:30

50分集中

18:20
(10分休憩)
18:30


50分流し

19:30終業


 

ちなみに、午前中は集中仕事に充てるのが効率的なため、面談や打ち合わせは極力午後にセットするようにしています。

最近はなかなかいい感じに仕事が捗っていますよ。

 

今回の記事が、あなたの仕事の生産性向上、仕事時間の効率化の参考になれば嬉しいです。

 

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。