スモールビジネス・オーナーは、「リスキリング」より「リブランディング」


 

最近、「リスキリング」という言葉をよく耳にするようになりました。

この言葉は、ビジネスパーソンにとって、今後重要視されるトピックの一つと言われています。

では、リスキリングとは何でしょうか?

そして、我々スモールビジネス・オーナーもリスキリングに取り組むべきなのでしょうか?

リスキリングとは?

一般的に、リスキリングとは、個人が、現在とは異なる新しいスキルや知識を獲得することを指します。

これは、急速に変化するビジネス環境に適応するために必要なものであり、特にデジタル技術の進化や新たな業種・職業の登場に対応するために必要と言われています。

リスキリングは、人生100年時代と言われる現代において、個人が競争力を維持し、成長するために、今後不可欠なステップになるのだと思います。

我々スモールビジネス・オーナーもリスキリングに取り組むべきか?

では、我々スモールビジネス・オーナーもリスキリングに取り組むべきでしょうか?

答えは、状況によると思います。

例えば、仕事がAIにとって変わられつつあると肌で感じている業種・職業の人などは、今すぐリスキリングが必要かもしれません。

しかし、我々スモールビジネス・オーナーは、リスキリングよりも、「リブランディング」を優先すべきだと私は考えています。

リブランディングとは?

リブランディングとは、ビジネス(個人)のブランドイメージ、方向性を修正し、それに基づいて対外的にアクションを取ることを指します。

なぜリブランディングを優先すべきか。

それは、ここ数年で、人々(お客さん)の考え方や価値観が大きく変化しているからです。

例えば、

  • 物価高による支出の減少がある一方で、自分のお気に入りを手に入れるための支出は惜しまない
  • モノよりも体験にお金を払いたい
  • コスパだけでなく、タイパを重視

など。

お客さんの考え方や価値観が変化する中で、ビジネスも変わらなければなりません。

自社のビジネスを再評価し、人々の価値観の変化に合わせて修正する。

そして、体外的にメッセージを発信する。

リブランディングは、ビジネスが競争力を維持し、成長するために不可欠な手段であると私は考えています。

これが、リスキリングに取り組む時間があったら、ビジネスのリブランディングを優先するべきと私が考える理由です。

リスキリングも重要な要素ではあるとは思いますが、スモールビジネス・オーナーにとっては、「今の仕事に必要なスキルや知識」をお客さんのニーズに応えて深掘りすることが最も大事だと思います。

あなたはどう思う?

 

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。