自分の可能性を信じる。が、自分の仕事は信じない


 

今回は、「自分の可能性を信じる。が、自分の仕事は信じない」というテーマでお話ししようと思います。

「信じるけど、信じない・・・?」

一見矛盾しているようにも思えますが、とても大切なことだと思っています。

 

自分の可能性を信じる

「自分の可能性を信じる」ことは、とても大切なことだと思っています。

なぜなら、自分がどうなりたいのか、確信を持てるほど具体的に未来を描ければ、その通りになれる可能性が高まるからです。

例えば、今はスモールビジネス・オーナーでも、「今後、自分の会社を大きくしたい」と思っているとしましょう。

では、

  • 具体的にどれぐらい大きくしたいのか?
  • 売上はどれぐらいになりたいのか?
  • 従業員は何人ぐらいになりたいのか?

あるいは、例えば、(私がそうですが)「今の事業規模が理想的だけど、もっと自分の価値を最大限発揮できる会社にしたい」と思っているとしましょう。

では、

  • 自分の価値とは、突き詰めると何なのか?
  • 自分の価値を最大化する商品やサービスは何なのか?
  • どんなお客さんが、自分の価値を必要としているのか?

これらの質問に明確に答えられる(言語化できる)ほどに自分の可能性を信じていれば、その答えを目標にして、計画を立てて、行動に移すことができるため、その通りになれる可能性が高まります。

逆に、明確に答えられなければ、単なる夢想で終わってしまうことでしょう。
(よほどビジネスモデルが秀でているなら話は別ですが)

 

自分の仕事は信じない

一方で、日々の仕事については、「自分の仕事を信用しない」というマインドが大切だと思っています。

なぜなら、人というのは、常に間違いを起こし、不完全であり、時に失念するものだからです。

例えば、

  • 自分用のチェックリストを作成して、ミスや漏れを防ぐ。
  • 提案書を作成する際に「推敲の時間」を計画的に組み込んで、より良いものに仕上げる。
  • スケジュール管理にGoogleカレンダーのアラートメールを活用する。

このように、自分の仕事を信用しないで、仕組み化を進めると、仕事のクオリティが格段に向上します。

「これが本当にベストな方法なのか」と常に自分の仕事を疑い、より良い方法・方向に改善することが大切だと思います。

 

今回の話を端的に言うと、「自分の可能性を信じて具体的に未来を描き、足元では自分の仕事を信じずに仕組み化を進める」ということです。

「自分の可能性を信じる。が、自分の仕事は信じない」というマインドは、きっとあなたのビジネスや仕事に役立つと思いますよ。

 

追伸

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。