「健康」をエビデンスでぶった切った本 『健康になる技術 大全』
最近、
- 2か月連続で、風邪をこじらせて酷い咳喘息になる
- 咳喘息をきっかけに腰痛が再発
- 虫歯治療開始
など、「からだの不調のデパート」状態に陥っていました。。
(クライアントさんや取引先にはご迷惑をお掛けしましたm(_ _)m)
これは何かを根本的に変えないといけないと思い、手に取ったのがこちらの書籍です。
本書が取り上げるテーマは、「食事」「運動」「習慣」「ストレス」「睡眠」「感情」「認知」。
数ある健康本の中で、本書がユニークなところは、著者の個人的な経験や持論、専門家個人の意見などではなく、これまでの研究からわかっている「エビデンス(科学的根拠)」にもとづいて、最新の健康になるための技術がまとめられている点になります。
では早速、個人的に気になっていたテーマ、「運動」と「睡眠」の章から、私がハイライト(付せん)を付けた箇所をダイジェストで紹介しますね。
健康のためにやらなければいけないことは「運動」ではなくて、「体を動かすこと」なのです。(中略)この「体を動かすこと」には、先ほど挙げた「運動」に加えて、生活や家事などの日常生活における労働・通勤・通学なども入ります。これを「生活活動」といいます
身体活動の強度(レベル)を表すのに使われるのが「メッツ(Metabolic Equivalent of Task・略してMETsと書く)」という単位です。(中略)18歳から64歳の人には「1日60分以上元気に体を動かすこと」が目安と言いましたが、これは3メッツ以上の活動が推奨されています。例えば、運動では軽い筋トレ。身体活動では歩くこと(歩行)がそれに当たります
「動く物=動物」という言葉があるように、もともと人間は「動く物」の一種です。私たちの体は、長い進化の過程を経て動くことを前提として設計されています。ところが、文明の発達や技術の進歩により、今まで動いて行っていた多くの家事労働や仕事も、動かずに多くのことをこなせるようになりました
なぜ、運動しないといけないのでしょうか? それは、運動しないと、人間が「死ぬ」原因にもなるからです
1日の運動時間が5分以下で、8時間以上座っている人は、一番活動的な人たちに比べて、約60%死亡リスクが上昇する傾向が見られました
睡眠の専門家は、「寝ることは決して無駄な時間ではなく、食事や運動と同じくらい健康において重要なものである」と説いています
睡眠不足は、心臓疾患、腎臓病、高血圧、糖尿病、脳卒中、体重増加、肥満のリスクにつながる可能性があると報告されています。ストレスホルモンに影響を与えるためストレスをより感じやすくなったり、免疫機能にも影響を与えます
安心して、ゆったりとした気持ちで眠れる場所かどうかは重要です。騒音が少ない場所か、安全面で心配をしなくて良い場所か、通気性が良く温度や湿度が適切に保てているか、隣近所など近隣の環境がきれいに整えられているかどうかが、睡眠の質や長さに影響を与えます
個人的には、ここ3年ほど子育て中心の生活になって運動不足が気になっていたので、「健康のためにやらなければいけないことは「運動」ではなくて、「体を動かすこと」」との話を知って、救われました。
しかしながら、49歳になって、この「からだの不調のデパート」状態に陥ったのは、来たる50代に向けての何かのシグナルかもしれないですね。
まずは、免疫力を上げて、風邪を引きにくい、風邪になっても治りやすい身体を目指そうと思います。
追伸
また、あなたの健康に役立ちそうな書籍があったら紹介しますね。
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鉾立 栄一朗
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