とっておきのセールスライティング本をご紹介します「セールスコピー大全」
今回は、記事タイトルそのままなのですが、とっておきのセールスライティング本をご紹介しようと思います。
単刀直入に言うと、この本、すべてのスモールビジネス・オーナーに激オススメします。
セールスコピーとは、商品・サービスを世の中に知らしめ、売るための文章のこと。
優れたセールスコピーは、お客さんを振り返らせて、購入の意欲を高め、行動させ、結果として売上をもたらします。
著者の大橋さんは、ネット広告のベンチャー企業で大手ADSLプロバイダーの見込み客リストを10万件以上獲得、現在はセールスコピーライターとして1,000件以上の広告に携わり、総計100億円以上の売上に貢献するなど、言葉で商品やサービスを買わせるプロ。
(Amazonの著者紹介より)
前作の「ポチらせる文章術」も、とても分かりやすくて良い本だったのですが、本書は、「セールスライティング本の決定版」と言うにふさわしい内容となっています。
では、おすすめのポイントを見て行きましょう。
<目次>
おすすめポイント1
有益な「心理法則」「テクニック」「コピーの型」のほとんどすべてが網羅されている
まずこの本の何が良いかって言うと、セールスコピーを書くうえで有益な「心理法則」「テクニック」「コピーの型」のほとんどすべてが網羅されていることです。
初心者でもできる「キャッチコピー」4ステップ法
売れるキャッチコピー「13の表現法」
「購入意欲が高い客」に有効な キャッチコピー11の表現法
「検討客」に有効なキャッチコピー 9の表現法
「購入意欲が低い客」に有効な キャッチコピー 10の表現法
販売力を強化する ボディコピー「21の表現技術」
読みやすくなる「レイアウトと装飾」13の技法
広告効果を高める 「10の心理テクニック」
※Amazon「目次」から抜粋
私もこれまで数々のセールスコピー本を手にしてきましたが、ここまで内容が詰まっていて、体系的、かつ、すぐに使える実践的な本にはお目にかかったことがありません。
おすすめポイント2
日本ナイズされているからしっくりするコピーが作れる
セールスコピー本というと、ジョン・ケーブルズやダン・ケネディなど、アメリカのマーケターの本が有名ですが、やはりどうしても海外の事例を紹介する本であるため、日本で使うとなると、どうも表現がしっくりこない、といったことが起こります。
その点、本書なら、例えば、
「●●の方へ」+「ベネフィット」+「ズバ抜けた違い」+「商品名」
など、日本語でしっくりくる「コピーの型」や「テクニック」に最適化されているので、コピーのアイデアが浮かびやすく、そのまま自社のコピー作りに使えます。
おすすめポイント3
親しみやすい文章で楽しく読める
海外の専門書の翻訳本って、とにかく読みにくいんですよね。
本書の冒頭に、こんな文章があります。
下のバナナのイラストを見てください。
八百屋やスーパーでは並ぶことのない、真っ黒になるまで熟したバナナです。
この黒いバナナですが、あなたなら、どのような言葉で売りますか?売り方に制限はありません。
「いや、誰が買うかーい!」とツッコミたくなるかもしれませんが、セールスコピーの技術を使えば、問題なく「売れる商品」になります。
1分でいいので、考えてください。
※Amazonの「試し読み」より
本書は、こんな調子で、一貫して「親しみやすい文章」で書かれています。
ぶ厚い本(384ページ)で内容も濃いですが、楽しく読めるので、難しくて途中で読むのを止めてしまった、なんてことにはならないと思います。
唯一惜しむらくは、本書の電子書籍版に付箋機能がないこと。
お陰で単行本に大量の付箋を貼ることになって大変でした(汗)。
「売上を作るための文章を書こう!」と思ったときの教科書として手元に置いておきたい一冊です。
※コピー初心者の方にはこちらがオススメ
↓
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鉾立 栄一朗
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