お客さんに信頼されるプロフィールの作り方②


 

こんにちは、鉾立です。

前回の記事では、

・お客さんに気持ちよく商品・サービスを買っていただくために押さえておきたい視点として、商品・サービスを「誰」から買うか?という視点も重要である
買い手にとって、売り手のプロフィールは、購買行動を決断するうえで大きな判断材料になる

ということと、弊社(Change&Revival㈱)では、クライアントさんのホームページ制作をサポートする際は、必ずプロフィール(個人・会社)を作るようにアドバイスしています、ということをお話ししました。

お客さんに信頼されるプロフィールの作り方①

今回の記事では、前回の記事でも少し触れたお客さんに信頼されるプロフィール 6つの構成要素」の具体的な内容について解説しようと思います。

 

お客さんに信頼されるプロフィール 6つの構成要素

私が考える、プロフィールを作る際に入れておきたい6つの要素とは、次の要素になります。

(1)肩書き・ネーミング

(2)象徴的なエピソード

(3)独自性

(4)強み

(5)証拠

(6)ビジュアル

 

順番に解説していきますね。

 

(1)肩書き・ネーミング

初めてお客さんがあなた(あなたの会社)のことを知ろうとするとき、まず、この人(この会社)はいったい何者なのか?とホームページ上の「プロフィール」や「会社概要」なんかを調べると思うんです。

そのときに、例えば、

「〇〇(をしている)の△△(自分の名前・自社名)」

と、一言でお客さんに自分(自社)が何者なのか伝わるような肩書き・ネーミングがあると良いと思うのです。

このとき、私がお客さん視点でホームページを見ていて残念だなーと思うのは、ありきたりな業種や職種だけを肩書にしている人(会社)。

例えば、「雑貨販売の△△」、「△△カフェ」、「税理士の△△」などなど。

要は、よほど認知度があったりブランド化されていないと、当たり前すぎて、市場の中(お客さんの頭の中)で埋没してしまうんですよね。

できれば2つ以上の要素を掛け合わせて、端的に自分・自社を現す肩書き・ネーミングは何か?と考えてみると良いと思います。

例えば、「店主が世界中を旅して集めたデザイナーズ雑貨を販売する△△」、「いつでもセカンドオフィスとして使える会員制カフェの△△」、「飲食店の経営とマーケティングに通じている税理士の△△」などなど。(今適当に考えましたw)

もちろん、いったい何屋なんだかさっぱりわからない自己満足的な肩書き・ネーミングはNGです。

また、印象に残る肩書き・ネーミングは、口コミを増やす要因になる(→人に紹介しやすい)、ということも覚えおくと良いと思います。

 

(2)象徴的なエピソード

あなた(あなたの会社)は、なぜこの商品・サービスを世の中に提供しているのか?

きっと、その商品・サービスを販売することになるまでに、あなた(あなたの会社)には何らかのエピソードがあったのだと思います。

例えば私の場合は、

 

会社員時代、実家の金銭問題をそばで支えた体験から、事業や財産の問題で困っている人のサポート役になろうと決意。
合同法務事務所で働きながら行政書士の資格を取得するも、流れ作業的な書類作成・申請手続代行といった依頼者の想いや意思決定プロセスに関われないポジションに限界を感じ、相談業務を習得すべく経営(企業再生)コンサルティング会社に入社。

鉾立榮一朗事務所 代表プロフィールより

とったエピソード(出来事)が今の仕事につながりました。

プロフィールに、お客さんの「なぜ?」に答えるストーリーがあると、「なるほど、そういう経緯があって、、」とお客さんに共感を持っていただけるかもしれません。

 

(3)独自性

ここで言う独自性とは、

・あなた(あなたの会社)にしかできないこと
・あなた(あなたの会社)らしさ
・オリジナリティ

のことです。

マーケティングの世界では、USP(Unique Selling Proposition)「独自の売り」と言ったりします。

競合・ライバルが真似できないこと、と言い換えられるかもしれません。

例えば、人材、人脈、取引先、技術、設備、ライセンス、得意分野の掛け合わせ、資金力、固定費の少なさ、マーケティング力、企業文化、社歴 etc.

どんなビジネスにも、必ず独自性はあるものです。

が、言葉にしないと、お客さんには伝わらないものと考えておいた方がいいと思います。

あなたのビジネスの独自性は何?

 

(4)強み

「あなたの会社の強みは何ですか?」

「強み? うーん、強みねぇ、、」

ビジネスをしていると良く聞かれる質問ですが、これほど漠然とした、思考停止に陥りやすい質問ってないんじゃないかと思いますw

そんなときは、次のように考えてみると良いでしょう。

強みとは、他との差異、つまり、競合・ライバルよりも優っていることのこと。

およそ既存のお客さんが付いているビジネスなら、必ず何らかの理由があって、お客さんは競合・ライバルではなくあなた(あなたの会社)から商品・サービスを買っているはずです。

それは単純に、競合店と比べてあなたのお店がお客さんの家から一番近い、という理由かもしれません。

それでもやっぱり自分・自社の強みが分からない?

だったら、既存のお客さんにこう聞いてみましょう。

「ところで、何でいつもうちから買ってくれてるんですか?」

 

(5)証拠

お客さん「あなたが何者で、なぜこの商品を扱っていて、独自性と強みも分かった。でも、本当にあなたのことを信じていいの?」

慎重なお客さんは、そんなことを考えるかもしれません。

とすると、やはり証拠というのは重要な要素。

実績、お客様の声、推薦の声 etc.

お客さんの不安を取り除いてくれる証拠を集めて、プロフィールで表現すると良いと思います。

 

(6)ビジュアル

お客さん「で、この商品を売っているのはどんな(見た目の)人なの?」

人は、相手の顔が見えると安心するものです。

写真、イラスト、動画などを使って、ビジュアルとセットでプロフィールを表現すると良いと思います。

ちなみに、写真はプロカメラマンに撮ってもらうことをおススメします。

 

ところで、、

勘のいい人はもう気づいていると思いますが、実はここまでの話って、商品・サービスの開発・販売プロセスで検討することと同じなんですよね。

要は、お客さんにとっては、あなた自身、あなたの会社自体が商品・サービスの一部になりうるということです。

(自社の新商品・サービスを開発・販売する際もぜひ、この6つの構成要素を検討してみてください。)

次回は、プロフィールの作る際に知っておきたい8つのポイントについてをお伝えしようと思います。

 

追伸1

今すぐ「お客さんに信頼されるプロフィール」を作り始めたいという方はこちら

https://hokodate-eiichilaw.com/business/writing/

追伸2

今後も、あなたのビジネスに役立つ情報をお届けしますね。

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。