【書籍紹介】人生における時間の価値とは?『限りある時間の使い方』
ここ数年、私にとっての重要課題は、「仕事の生産性向上の追求」になっています。
が、仕事の生産性向上だけに目を向けすぎると、仕事術などの策に溺れたり、仕事を受けすぎたりして、本来の目的を見失ってしまうかもしれない。。
そんな当たり前のことに、はたと気づかされた書籍を最近読んだので、今回ご紹介しようと思います。
早速私がハイライト(付せん)を付けた箇所をダイジェストで紹介しますね。
80歳くらいまで生きるとして、あなたの人生は、たった4000週間だ。(中略)さらに悩ましいのが、歳をとると時間が早く過ぎるという憂慮すべき現象だ。30歳以上の人なら実感していると思う。ただでさえ4000週間は短いのに、残り時間が減れば減るほど、時間が経つスピードまで加速していると思う
古い仕事を片づければ、同じ速さで新しい仕事が運ばれてくる。「より生産的に」行動すると、ベルトの速度がどんどん上がる。あるいは加速しすぎて、壊れてしまう
現代人にとって、1 時間や 1 日や 1 年という時間は、ベルトコンベアで運ばれてくる容器のようなものだ。時間を有効活用するためには、通り過ぎる前にせっせと容器を埋めなければいけない。やることが多すぎて容器に入りきらないと、忙しすぎて疲れてしまう。容器が埋まらないまま流れていってしまうと、時間を無駄にしたと感じる
本当にやりたいことがあるのなら(創作活動でも、恋愛でも、社会運動でも)、確実にそれをやり遂げるための唯一の方法は、今すぐに、それを実行することだ。どんなに石が小さく見えても、どんなに他の大きな石があっても、そんなのは関係ない。 今やらなければ、時間はないのだ
多数の選択肢を捨てるからこそ、選びとったものに価値が生まれる
「現実は思い通りにならない」ということを本当に理解したとき、現実のさまざまな制約は、いつのまにか苦にならなくなっているはずだ
適切なペースをつかむためのコツは、1日に割り当てた時間が終わったら、すぐに手を止めて立ち上がることだ。たとえエネルギーがあふれていて、もっとできると感じても、それ以上はやらない。(中略)途中で思いきってやめることで、忍耐の筋肉が鍛えられ、何度もプロジェクトに戻ってくることができる。そのほうが長期的に見れば、ずっと高い生産性を維持できるのだ
「真面目に仕事をしているのに、常に仕事に追われている。。」という感覚を持っている人が読むと、刺さる言葉のオンパレードだと思います。
私も、人生における時間の価値を、あらためて考えさせられました。
冒頭に書いたように、ここ数年、「仕事の生産性向上の追求」が私の重要テーマになっています。
- 家族で過ごす時間を大事にしたい
- 現実的に、息子の保育園のお迎え(18時)までに仕事を終わらせる必要がある
一方で、困っているお客さんから仕事の依頼があれば、忙しいことを理由にお断りしたくない、との思いもあります。
すると必然的に、業務時間内という制約の中でいかに仕事の生産性を向上させるか、が重要なテーマになります。
もう一つの視点が、「仕事の生産性向上を追い求めるあまり、生産性向上それ自体が目的となって、自分の人生を犠牲にしていないか?」。
この視点も忘れないようにしたいと思います。
追伸
また、あなたの人生に役立ちそうな書籍があったら紹介しますね。
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鉾立 栄一朗
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