思考と作業のタイムラグをいかに小さくするか


 

今回のテーマは、「思考と作業のタイムラグをいかに小さくするか」について。

思考と作業のタイムラグとは、「何かを考えてから、実際に行動に移すまでの時間差」のことです。

このタイムラグが大きいと、仕事の効率が悪くなります。

では、思考と作業のタイムラグをいかにして小さくすればいいのか?

次の3つの観点からアプローチしてみようと思います。

1.デバイスの処理能力
2.作業スキル
3.ノウハウ・テンプレの蓄積とスピーディーな引き出し

 

1.デバイスの処理能力

まず、思考と作業のタイムラグを小さくするためには、普段仕事で使っているパソコンなどのデバイスの処理能力が重要になります。

デバイスの処理能力が高ければ高いほど、思考した内容を素早く実行することができるからです。

具体的には、次のような要素がデバイスの処理能力に影響します。

①PCのスペック
②インターネット回線速度
③不要なアプリケーションやファイルの削除

例えば、

①5年に一度ぐらいのペースで新しいPCに買い替える

②Wi-Fiや有線LANなどの環境を改善する

③月1回、PCのディスククリーンアップをして、不要なファイルを削除する

これらの対策を行ってデバイスの処理能力を向上させれば、思考と作業のタイムラグを小さくすることができます。

 

2.作業スキル

次に、思考と作業のタイムラグを小さくするためには、作業スキルが重要です。

作業スキルが高ければ高いほど、思考した内容を素早く実行することができるからです。

具体的には、次のような要素が作業スキルに影響します。

①ショートカット
②単語の登録
③AIチャット(ChatGPT)

例えば、

①頻繁に使う機能についてショートカットキーを覚える

②頻繁に使う単語やフレーズをユーザー辞書ツールに登録する

③ChatGPTを使って、ブログや文章などの作成を助けてもらう

これらの対策を行って作業スキルを向上させれば、思考と作業のタイムラグを小さくすることができます。

 

3. ノウハウ・テンプレの蓄積とスピーディーな引き出し

最後に、思考と作業のタイムラグを小さくするためには、ノウハウ・テンプレの蓄積とスピーディーな引き出しが重要です。

普段からノウハウ・テンプレを蓄積する仕組みを持っていて、かつ、必要なときにスピーディーにそれを引き出すことができれば、思考する際に参考にできますし、作業する際に活用できるからです。

具体的には、次のような要素がノウハウ・テンプレの蓄積とスピーディーな引き出しに影響します。

①情報のインプット
②ノウハウ・テンプレ化する
③ノウハウ・テンプレの分類と整理

例えば、

①書籍などを通じて、自分の専門分野や周辺分野の情報についてインプットを継続する

②実体験を通じて、ノウハウ・テンプレ化する

③ノウハウ・テンプレを分類・整理し、必要なときに素早くアクセスできるようにする

このように、ノウハウ・テンプレの蓄積とスピーディーな引き出しができれば、思考と作業のタイムラグを小さくすることができます。

 

思考と作業のタイムラグは誰にでもあるもの。

が、それが当たり前のものと考えないで、小さな改善を積み重ねていけば、結果として仕事の生産性が大きく向上すると思います。

未来の世界では、頭で考えたことを瞬時に実行することができる。
そんな世界になるのかもしれませんね。

 

追伸

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。