ストーリーと体験の力
こんにちは、鉾立です。
先週末、妹家族に会いに宮崎に行ってきました。
今回の宮崎行きの一番の目的は、遅ればせながら我々夫婦の結婚の挨拶。お互いの家族のタイミングを合わせてようやく実現し、一年越しの報告となりました。
もう一つ大きな目的は、高千穂に行くこと。
これまで宮崎には2回行ったことがありましたが、高千穂には行ったことがなかったんですよね。今回、ようやく念願かなって足を運ぶことができました。
アクセスが大変!
宮崎に行く数週間前、下調べ段階でのこと。
高千穂までのアクセスを調べていたところ、宮崎市内のホテルから現地まで結構距離があることが分かりました。
片道で、車だと約2時間半。電車+バス利用だと約3時間弱、、
朝一番にホテルを出て、高千穂に行って、夕方の飛行機で東京に帰る。うーむ、結構ギリギリかも。
高千穂に着いてから現地で観光スポットを回ることを考えると、少しでも移動時間が少ない車(レンタカー)の方が良さそうだけど、、
その日の自由時間8時間のうち、約5時間が移動時間と分かったとき、一瞬、諦めようかと頭をよぎりました。
ストーリーと体験の力
そもそもなぜ高千穂に行きたかったのかというと、よく観光ガイドブックで見かける神秘的な写真に魅せられて、という理由ももちろんありますが、やはりその地域が、日本神話の舞台だからです。
高千穂町は「日本神話」に縁のある地として知られています。日本神話は日本の創世記の様子を物語った神話で、「古事記」(712年)、「日本書紀」(720年)、各地の「風土記」などにまとめられています。
日本神話においては、ニニギの天孫降臨の地とされている。またアマテラスがこもったとされる天岩戸が町内にある。
初めて私が宮崎に行ったのは、今から15年近く前のこと。
「鉾立家のルーツを探る旅」をテーマに、宮崎~鹿児島を自転車で旅したことがありました。
その旅の目的地の一つが、霧島連峰の第二峰、高千穂峰の山頂にある天逆鉾(あまのさかほこ)でした。
天逆鉾(あめのさかほこ、あまのさかほこ)は、日本の中世神話に登場する矛である。一般的に記紀に登場する天沼矛の別名とされているが、その位置付けや性質は異なっている。中世神話上では、金剛宝杵(こんごうほうしょ)、天魔反戈(あまのまがえしのほこ)ともいう。宮崎県・鹿児島県境の高千穂峰山頂部(宮崎県西諸県郡高原町)に突き立てられている
実は、鉾立榮一朗事務所のロゴは、この天逆鉾をイメージしてデザインされています。
そんなこともあって、移動時間約5時間かかっても、どうしても行きたかったんですよね。
日本神話の舞台という、高千穂という地が持つストーリーの力が大きかったわけです。
それともう一つモチベーションになったのが、体験というキーワード。
これはどちらかというと奥さんの方なのですが、子供の頃に手漕ぎボートでよく遊んでいた記憶があって、腕試しに高千穂峡のボートにぜひ乗りたい!という希望がありました。
このストーリーと体験の力が、遠く離れた高千穂まで行くモチベーションになったのでした。
あなたのビジネスはどう?
この話をビジネスに置き換えてみるとどうでしょうか?
あなたの商品・サービスを選ぶかどうか決めかねているお客さんがいるとしましょう。
そんなとき、たとえば、
・ホームページで自社の創業ストーリーを紹介している
・ブログで商品・サービスの開発ストーリーを紹介している
・スタッフのプロフィールに、この仕事に就くまでのストーリーを紹介している
・商品・サービスの試用体験ができる
・商品・サービスの体験教室や講座がある
・商品・サービスと体験がパッケージング(一体化)されている
といった情報をあなたが発信していれば、あるお客さんは、時間やお金の制約をクリアして、あなたの商品・サービスを選んでくれるかもしれません。
ビジネスに、ストーリーと体験の力を取り入れる。
ぜひ、あなたのビジネスでも取り組んでみてください。
フォトギャラリー
追伸
また、あなたのビジネスに役立つ情報をお届けしますね。
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鉾立 栄一朗
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