【マーケのアイデア】商品・サービスの弱み・短所・デメリットを正直に話す


 

お客さんに対して、自社の商品・サービスの強み・長所・メリットだけを一方的にアピールしていない?

もしそうだとしたら、あわせて弱み・短所・デメリットについても、正直にお客さんに話すことをお勧めします。

それらの情報を正直に開示することで、誠実さが伝わり、信頼性が高まり、購買のミスマッチを防ぐことができるからです。

自社の商品・サービスの強みや長所、メリットをお客さんに伝えることはもちろん大事です。

むしろきちんと伝える努力をしないと、これだけモノ・コトの情報に溢れた世の中では、お客さんは商品・サービスの良さに簡単に気づくことはできないでしょうし、購買行動を喚起することは難しいでしょう。

しかし、行き過ぎたアピールは、ときに購買のミスマッチに繋がったり、本来買うべきでない人にまで購買行動を起こさせてしまったりするかもしれません。

結果として、要らぬクレームが増える、特に今の時代はSNSで簡単に悪い評判が広がるリスクがあります。

では、今の時代に求められるビジネス(仕事)のスタンスとは、どのようなものでしょうか?

それは、お客さんに対して正直にビジネス(仕事)をするということだと思います。

つまり、自社が扱う商品・サービスに弱み・短所・デメリットがあれば、それを正直にお客さんに話すということ。

「自社にとってネガティブな情報も正直に話すとお客さんが減ってしまうんじゃないか」「それでは買ってくれないんじゃないか」と思うかもしれません。

でも、

  • 良さばかりをアピールしている競合よりも、むしろ誠実さが伝わる
  • 信頼性が高まり、また必要になれば繰り返し買ってくれる
  • 他のお客さんを紹介してくれたり、良い口コミを広げてくれる

といった可能性はむしろ高まるでしょう。

ちなみに鉾立榮一朗事務所では、お客さんと面談する際、

  • できないことは「できない」とはっきり言う
  • 当事務所で対応が難しいときは、他の専門家を紹介する
  • お客さんにとって競合のサービスの方が適していたら競合を勧める

ようにしています。

また、

  • Webページに「当事務所と他事業者との比較表」を載せる際は、当事務所の弱みやデメリットも明記する

ようにしています。

ところで、、

最近、東洋経済オンラインで知った『正直不動産』という漫画にハマっています(笑)。

不動産会社・登坂不動産のエース営業である永瀬財地(ながせ・さいち)、35歳。「売るためだけ」の情報を顧客に伝え、時にはうそもいとわない口八丁ぶりで、圧倒的な売り上げをたたき出してきた。

だが、ある地鎮祭で祠と石碑を壊して以来、事態は一変。何かの祟りなのか、「うまくうそがつけない」体に変貌してしまったのだ。

真実は”千に三つ”とも言われる不動産業界で、”正直営業”しかできなくなった永瀬は大苦戦するが……?

東洋経済新聞社|キーワード:正直不動産

漫画のテーマが私の仕事に関係が深い「不動産」で、かつ、舞台設定が吉祥寺や当事務所がある西荻窪など中央線沿線の話なので、読みながら思わずムフフとにやけてしまっています。

思い起こせば私も

  • 社会人になりたての頃に世田谷区代田橋で一人暮らしを始めたとき
  • 上井草で事務所を借りたとき
  • 西荻窪で事務所を借りたとき
  • 西荻窪でアパートを借りたとき
  • 中野でマンションを購入したとき

など、人生で何度か不動産業者にお世話になりましたが、もしかして、漫画に出てくるような裏話があったのかなあ。

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追伸

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。