健全な危機感を持ってビジネスをする

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今回のテーマは、スモールビジネス・オーナーが持つべき「健全な危機感」について。

余裕があるときほど、健全な危機感を持ってビジネスをすることが大事、という話です。

ここで言う「健全な危機感」とは、たとえ現状は自社のビジネスに問題や異常がなくても、将来の状況を客観的、悲観的に考えることを指します。

なぜ、健全な危機感を持つことが必要なのか?

それにはいくつかの理由があります。

第一に、ビジネスが危機的状況に陥ってしまってからでは、あれこれと手立てを考えても、すでに手遅れになってしまっていたり、立て直しのための打ち手が限られてしまったりするからです。

例えば、資金繰り。

利益が出なくなってからでは、通常の金融機関では事業資金の融資を引き出すことは難しくなるでしょう。

すると、高金利の不動産担保ローン、個人の信用によるキャッシング、親族からの借り入れ…
と、どんどん打ち手が限られていきます。

こうなると支払いと資金調達に追われてしまい、健全なマインドでビジネスを行うことができなくなってしまうでしょう。

健全な危機感を持っていれば、利益が出ていて、余裕があるときに、メインバンクや政府系金融機関から低利融資を受けておく、という準備ができます。

第二に、健全な危機感を持ってビジネスをしていると、自然とアンテナが立って、自社のビジネスに必要・有用な情報が入ってくるようになるからです。

例えば、鉾立榮一朗事務所では、メインの業務がスポット、かつ、属人的な業務(財産承継サポート業務)であるため、2009年の独立以来、仕事を絶やさないために常に危機感を持って「未来のお客さんづくり」に注力する必要がありました。

すると、「集客」というキーワードでアンテナが立って、

  • 新聞の書籍広告
  • メールマガジン
  • ポッドキャスト
  • セミナー

などから、「集客」に関する様々な情報が入ってくるようになります。

最近は、あるメールマガジンを読んで知ったウェブセミナーに参加し、「Googleマイビジネスの活用」についての情報を得て、早速、本格的にGoogleマイビジネスの運用を開始しました。

健全な危機感を持っていれば、自社に必要・有用な情報がアンテナに引っかかるようになり、次々とやりたいこと、やるべきことが見つかるようになります。

第三に、健全な危機感を持ってビジネスをしていると、常に目標がある状態を維持することができ、ビジネスや自分自身が成長できるからです。

余裕があるからといって漫然とビジネスをしていると、「ゆでガエル」じゃないですが、ジワジワと競合他社にお客さんを奪われて気づいたときには手遅れ、なんてことがあります。

最近はテクノロジーの急速な発展などでビジネスの変化のスピードが速いため、現状維持で満足していると、今後数年でビジネスに壊滅的な影響が出る業界もあるかもしれません。

健全な危機感を持っていれば、例えば、

  • 競合の少ない新しい集客チャネルをつくる
  • ユニークなスキルを身につけて、強みを掛け合わせて競合と差別化を図る
  • 業態転換について研究する

など、常に目標がある状態を維持することができ、ビジネスや自分自身を成長させることができるでしょう。

 

「うちのビジネスはコロナの影響はあまりない」
「コロナ関係の給付金をもらって比較的余裕がある」
「現状維持ができれば問題ない」

という方ほど、健全な危機感を持ってビジネスをしているかどうか、ぜひチェックしてみてください。

 

追伸

また、ビジネスに関する「気づき」があったらお伝えしますね。

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た学びと、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。