事業から収益を生み出すビジネスモデルの基本
こんにちは、鉾立です。
前回の記事、
では、経営戦略を立案・決定する際の拠り所となる重要な概念である「事業ドメイン」についてお伝えしました。
今回の記事では、具体的に「事業から収益を生み出すための仕組み」(今風に言うと「マネタイズ」)についてお伝えしようと思います。
世の中の企業はどうやって収益を生み出しているのか?
仕事柄、新聞やwebメディアを読んでいて気になる記事があるとPDFファイルにして保存して、後で必要なときに読み返せるようにしています。
そこで重宝しているのがエバーノートというアプリ。
PDFファイルのほか、気になる画像やメモ書きなどをこのエバーノートにとりあえず入れておくと、必要なときにスマホやメインPC、サブPC、タブレットなど複数の端末に同期していつでも情報を引き出すことができます。
無料版と有料版があるのですが、これまでは無料版でも特に不自由なく使えていました。
が、先日、無料版は2台の端末(例えば、メインPCとスマホだけ)までしか同期できないという仕様に、、
多くのアプリがそうであるように、エバーノートも、もともと無料版でユーザーを一気に増やして、一定数の有料版ユーザーが支払う料金で成り立っていたビジネスモデル。
が、エバーノートが企業として成長していくためには、このタイミングで無料版ユーザーを有料版ユーザーに引き上げる必要があったのでしょう。
というように、企業はどこかで収益を生み出す仕組みを持っているもの。
そう考えると、世の中の様々な企業はどうやって収益を生み出しているのか、と関心が湧いてきませんか?
代表的な8つのビジネスモデル
ということで今回のテキストはこちらの書籍。
『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』/板橋 悟(著)
「ピクト図解」というのは、著者が考案したビジネスモデルを「見える化」するツールのこと。
この「ピクト図解」によってシンプルにビジネスモデルの基本が学べるだけでなく、読めば新たな事業のアイデアが湧いてくるような良書です。
まずは本書に紹介されている代表的な8つのビジネスモデルについて押さえておきましょう。
代表的な8つのビジネスモデル
①―シンプル物販モデル
②―小売モデル
③―広告モデル
④―合計モデル
⑤―二次利用モデル
⑥―消耗品モデル
⑦―継続モデル
⑧―マッチングモデル
先に紹介したエバーノートで言えば、有料版は、サービスを長期的かつ定期的に使いつづけてもらい、一定の売上を確実にあげていく「⑦―継続モデル」ですね。
ビジネスセンスのあるあなたなら、、
この代表的な8つのビジネスモデルを知るだけで、ビジネスセンスがある人なら新たな事業のアイデアが湧いてくることでしょう。
たとえば、あなたが飲食店のオーナーなら、、
料理やサービスを提供してお客さんから対価を受けとる「①―シンプル物販モデル」が基本のビジネスモデルだとしたら、
そのほかに、
- 店で使っているこだわりの食器や食材などの商品を仕入れてお客さんに販売する「②小売モデル」を組み合わせてみる
- ある企業と契約してその企業のランチを継続的に一定額で請け負う「⑦―継続モデル」を組み合わせてみる
といったこともできるかもしれません。
あなたの事業のビジネスモデルは?
また、新規事業をやるとしたらどんなビジネスモデルを組み合わせる?
追伸
新規事業で新たなビジネスを始めるに際して「きちんとした契約書を作りたい」と考えている方はこちら
↓
http://www.hokodate-jimusyo.com/service.html#keiyakusyo
鉾立 栄一朗
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