「お客様の声」 5つの活用方法
こんにちは、鉾立です。
前回の記事、「お客様の声」の集め方―「インタビュー」7つのポイントでは、
「お客様の声」はインタビュー形式で集めるのがベストだと私が考えているということ、そして具体的にどうやってお客さんにインタビューをすればいいのか?という点について7つのポイントにまとめてお伝えしました。
最後に3回目として、「お客様の声」の具体的な活用方法についてお伝えしようと思います。
独立当初は「声」がなかなか集まらず、、
ところで話は前後しますが、、
私の場合、独立前から知識として「お客様の声」がマーケティングに有効だということは頭では理解していましたが、独立当初、「声」がなかなか集まらずに苦労しました。
今だから白状しますが、最初にもらった「声」は、前職の企業再生コンサルティング会社勤務時代にお世話になっていた信用金庫の職員様からいただいたもの。
前職時代にご紹介いただいた案件についての回想インタビューでした(汗)。
■「専門家や実務家をコーディネートして、トータルで問題処理にあたってくれました」
(渋谷区 信用金庫職員様)■「身近な法律相談、税務相談に対応してくれて助かりました」
(大田区 信用金庫職員様)■「顧客相談対応の引き出し・ツールが増えました」
(世田谷区 信用金庫職員様)
前職時代のお客様の案件についての「声」ですから、当然ながら、具体的な内容までは書くことができず、、
あとは、独立直後の時間があるときに集中して制作した遺言作成ガイドブックを取引先に配って、読んだ感想を聞いて回ったり、、
いやー 懐かしいです(笑)。
そうこうしながらこれまでコツコツと「声」を集めてきたわけですが、何のために集めてきたかというと、もちろんマーケティングに活用するため。
ということで、「お客様の声」の具体的な活用方法を次の5つにまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
お客様の声 5つの活用方法
1.ホームページ
一番活用しやすいのは自社ホームページでしょう。
鉾立榮一朗事務所では、
の各ページに「お客様の声」を配置しています。
その理由? もう言うまでもありませんよね。
2.ブログ、メルマガ、ニュースレター
ブログを書いている人や、メルマガ・ニュースレターを発行している人なら、「お客様の声」が一つの立派なコンテンツになることを良く知っているはずです。
鉾立榮一朗事務所が毎月地域金融機関の職員様向けに相談業務に役立つ情報をお届けしているニュースレター『顧客相談サポート通信』では、毎号、「お客様の声」と「信用金庫職員様の声」が主要コンテンツとなっています。
そう、「お客様の声」は、ホームページやブログ、メルマガ、ニュースレターなど、あらゆるオウンドメディア(企業やブランドが自ら「所有する」メディア)で使い回しが可能です。
「一度で二度おいしい」(いや三度も四度もおいしい)とはこのことですね。
3.セールスレター
ホームページのランディングページのほか、チラシ、DM、パンフレットなど、あらゆるセールスレターに「お客様の声」を掲載することは、お客さんに「よし、買おう」と確信してもらうための強力な手助けとなるでしょう。
それだけでなく、セールスレターの重要要素である
- ヘッドライン(一番目立つ見出し)
- オープニング(セールスレターの冒頭部分)
- ブレッド(ベネフィットの箇条書き)
などに「お客様の声」を活用すれば、よりリアリティのある、見込み客の共感を得られる表現になるはずです。
お客さんの「生の声」ほど、リアリティのあるコピーはないわけで。
それとよく、「自社の強みってなんだろう?」と考えることってありますよね。
そんなときは、「お客様の声」をある程度集めて、似ている「声」をグルーピングしながら分類していくと、自然と「自社の強み」が浮かび上がります。
人は、自分のことはよく分からないもの。
分からなければ、お客さんに聞けってことですね。
4.リアル店舗
昔ながらの繁盛店(飲食店など)に行くと、よく著名人の色紙が飾ってあります。そう、アレです。
写真スタジオなんかにもお客さんの写真が飾ってあったりしますよね。
伝統的な「お客様の声」の活用方法といえるでしょう。
5.モチベーションアップ
一番知ってほしい活用方法は、実はこれなんです。
「お客様の声」をもらうと、「お~ オレもお客さんの役に立てているんだなあ」と嬉しくなるもの。
私もホームページに「お客様の声」をアップするときは、一人でにやにやしてしまいます(笑)。
あなたの会社のスタッフも、きっと、お給料の多い少ないとは別の次元で、仕事のやりがいを感じてくれると思いますよ。
そのほか、いくつかのアイデアをシェア
最後に、「お客様の声」に関するいくつかのアイデアをシェアしたいと思います。
●お客さんからメールやお手紙でお礼をいただいたとき
すぐに丁重にお礼のメールや電話をして、いただいたメールや手紙を「お客様の声」として使用させてもらってもいいか確認してみましょう。
鉾立榮一朗事務所では、メールは「原文のママ」、手紙はスキャンして画像データにするなどして、ホームページやニュースレターに掲載させてもらっています。
●起業したばかりで、まだお客さんがいないとき
冒頭で私の例を話しましたが、起業当初は「お客様の声」がなかなか集まらないもの。
そんなときは、身内や親しい友人・知人などに無料で商品・サービスを提供する代わりに「声」をもらうことをおススメします。
友人・知人が「無料であることに気が引ける」という思いを持ったとしても、「その代わりに『声』をもらいたい」ということを伝えれば、真剣に「お客さん」になってくれるものです。(もちろん、こちら側も真剣に商品・サービスを提供しましょう)
また、あなたのことを良く知る取引先、先輩、先生、師匠などから「推薦の声」をもらう、というのもとても良いアイデアだと思います。
●求人情報に「スタッフの声」を掲載する
かつて一世を風靡した「もしドラ」に、次のような一節がありました。
野球部にとっての顧客とは一体誰なのか?
人を採用したいと考えている会社にとっての顧客は、これから自社で働こうとしてくれている人。
すでに自社で働いている「スタッフの声」を求人情報に掲載することも、求職者に「よし、問い合わせしよう」と確信してもらう要素となり得る、とても良いアイデアだと思います。
いかがでしたか?
これまで3回に亘って「お客様の声」をマーケティングに活用する際のポイントについてお伝えしてきました。
これらの記事があなたのビジネスのお役に立てると嬉しいです。
良い成果が出たら、ぜひ教えてくださいね。
追伸
集めた「お客様の声」をセールスに活用したいと考えている方はこちら
↓
https://hokodate-eiichilaw.com/business/writing/
鉾立 栄一朗
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