「書く技術」を身につけるには?①


ライティング

 

こんにちは、鉾立です。

「よくそんなに色々と書けますね」

とクライアントさんや取引先からよく言われます。

日々のメールのやりとり、面談・打合せ資料の作成のほか、マーケティングに関わる活動としては現在、ブログ(週1本)、メルマガ(週1本月1本)、ニュースレター(月1本)、自社ホームページ(随時)、クライアントホームページ(随時)を執筆しています。

今回は、そんな私が「書く技術」を身につけるのにとても役に立った書籍をご紹介しようと思います。

 

一番役に立ったと思うのはこの本

人の心を動かす文章術
人の心を動かす文章術
樋口 裕一 (著)

古来から、文章を書くときの基本型とされている「起承転結」。

ところがいざ「起承転結」を意識して文章を書こうとすると、フリーズしてしまうのは私だけでしょうか?

本書では、予備校で小論文指導をしている著者が、現代の若者にもわかりやすいように「起承転結」を「予告・エピソード・展開・まとめ」とアレンジして伝えています。

私は本書を読んで以来、文章を書くときは必ず「予告・エピソード・展開・まとめ」と呪文のように唱えるようになりました(笑)。

先に挙げた私の例のほかにも、企画書やプレゼン資料の作成、スピーチの原稿作りなど、およそ「人を動かす文章」を書こうとする場面においてかなり役に立つフレームワークだと思います。

 

 

型が文章のまとまりを作りだす

第一部=予告
これから書こうとする出来事の「きっかけ」や、その出来事の「予告」の役割を果たす。(中略)全体の五分の一以下が原則。自分の書きたいテーマや与えられたテーマについてイメージした出来事の予告を書く。

第二部=エピソード
出来事を具体的に語る部分だ。全体の三分の一くらいで十分。何が起こったのか、どのような様子だったのかをできるだけ動きのある場面として説明する。

第三部=展開
第二部(エピソード)で書いた内容から得た印象や考えなどをできるだけ深く鋭く書く。(中略)全体の三分の一が目安。

第四部=まとめ
全体のまとめ。

書きはじめる前にメモを取るといい

人の心を動かす文章術
人の心を動かす文章術
樋口 裕一 (著)

【目次】
第1章 文章を書くのはテクニックである
第2章 人とちがった文章が面白い
第3章 文章の型を利用する
第4章 書き出しで読み手を引きつける
第5章 リアリティを作りだす
第6章 描写したり、形容したりする楽しさ
第7章 リズムのいい文体、メリハリのある文体
第8章 ドラマを真似して盛り上げる
第9章 主題に絞り込む
第10章 推敲する

 

なぜ「書く技術」が重要なのか?

最後に、なぜ「書く技術」が重要なのか?ということについて。

私はもともと文章を書くことが得意ではありませんし、人に何かを伝えるときはメールよりも電話の方が手っ取り早いと思うタイプです。

しかしながら、電話というのは便利である反面、ある意味こちらの都合で相手の時間を奪う行為。

やはり今時のコミュニケーションは、まずメール等で用件を伝えて、電話で不足を補うというスタンスが主流なのだと思います。

他にも、クライアントを説得するプレゼン資料やミーティングの成果を残す議事録も基本は文字。

もちろん、収益を生み出すマーケティング活動においても「文章力」はめちゃくちゃ大切な要素なわけで、「書く技術」というのはビジネス上かなり重要なスキルであると思います。

車の運転ではないですが、一度身につけば一生使える技術。

ぜひ本書を読んで実践してみてください。

 

追伸

それでもやっぱり「書くことは苦手!」という方はこちら

https://hokodate-eiichilaw.com/business/writing/

 

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。