新規事業の種をまこう[スモールビジネス・オーナー向け]


 

こんにちは、鉾立です。

今回お伝えするのは、「新規事業の種をまくことは大事」というお話です。

もしあなたが、自分でビジネスを始めてから数年、数十年がたち、将来に対して閉塞感を持っているとしたら、今日の話は役に立つんじゃないかと思います。

 

なぜ、新規事業の種をまくことが大事なのか?

IT全盛の今の時代、ビジネスのサイクルがとても早くなってきています。

すでに「成長期」を経て、現在「成熟期」にあるビジネスの場合、近い将来に「衰退期」に陥るかもしれません。

 

経営者として、近い将来に衰退期が来ることを「肌感覚」として分かってはいても、「社内には能力がある人間がいないから無理」と可能性を排除したり、「そもそも何から始めていいか分からない」と現状維持から抜け出せなかったり。

そうこうしているうちに、本格的に「衰退期」に入ってしまえば、時すでに遅し、ということになりかねません。

ゆえに、新規事業の種をまくことは大事だということです。

 

いつ、新規事業の種をまくべきか?

ビジネスというのは、種をまいたらすぐに花が咲く、なんてことはほとんどありません。

自社のリソースを洗い出し、顧客や競合をリサーチし、コンセプトを打ち出し、商品・サービスを開発し、webサイトを製作し、、、

と、種をまいてから育つまでには時間がかかるのが通常です。

つまり、長期的な視点で事業を継続していくためには、資金的・時間的な余裕があるうちに、新規事業の種をまくことが大事だということです。

さらに言えば、まいた種のすべてから花が咲く、なんてことはほとんどありません。

ユニクロの柳井さんの著書に『一勝九敗』という本がありますが、新規事業の種が必ず育つかどうかは誰にも分かりません。(もちろん、精度を高めることはできるでしょうが。)

 

 

だとすれば、衰退期に入ってしまってから1つの新規事業に社運を賭けるよりも、資金的・時間的な余裕があるうちに、収益化する可能性の高いビジネスの種を複数まく方が現実的と言えるでしょう。

 

新規事業の種の発見方法

では、新規事業の種はどのように見つければいいのでしょうか。

おススメは、次の4つ方法です。

1.お客さんからヒントをもらう

一番簡単に新規事業の種を見つけることができるのがこの方法です。

「こんなサービスはできないの?」
「こんな商品があったら買うのに」

というお客さんの声をヒントに新規事業の種を発見します。

ポイントは、「実際にお金を払ってくれている」顧客の声をヒントにすること。

すでに「お金を払う」という最大のハードルをクリアしているので、スムーズに新規事業のお客さんになってもらえる可能性が高いでしょう。

2.他業界・異業種からヒントをもらう

同業者だけを見ていると、思考の幅が狭まるもの。

直接的な競合だけをリサーチしても、お客さんを引き付けるような新規事業のアイデアは出にくいでしょう。

そんなときは、視座を一段上げて、他業界・異業種のビジネスを俯瞰して見てみると、自社のビジネスに応用可能なアイデアが至る所に転がっていることに気づくでしょう。

3.専門家からヒントをもらう

自分の強みやリソースというのは、なかなか自分では気づけないものですし、分かりにくかったりするものです。

そんなときは、客観的な視点かつ専門的な知識を持つコンサルタントなど、外部の専門家に相談するのも一つです。

4.第三者(他社)と手を組む

自分(自社)だけではやれることも限られます。

信頼できる第三者(他社)と手を組んで、新規事業を立ち上げることも視野に入れても良いでしょう。

例えば、自分(自社)が商品・サービスを開発・提供し、第三者(他社)が集客を担当するなど、役割分担する形が考えられます。

 

ちなみに、当社でも新規事業の種を見つけるお手伝いをしています。

お気軽にご相談してくださいね。

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。