小さな会社ではマーケティングは誰がやる?


 

こんにちは、鉾立です。

今回の記事は、

小さな会社では、マーケティングは誰がやる?

というテーマについて。

ここで言うマーケティングとは、お客さんに、自社の商品・サービスのことを

・知ってもらう
・興味を持ってもらう
・買ってもらうための行動を起こしてもらう

など、自社の商品・サービスが「売れる」ようになるためのすべての活動のことです。

社長・経営者であるあなたも、マーケティングが大事だと頭では分かっていても、

・忙しくてなかなか時間が作れない
・具体的に何をしたらいいのか分からない
・担当者にすべて任せている
・そもそも、そういうの(情報発信など)は苦手

など、マーケティングにじっくり取り組めていなかったりしていませんか?

 

マーケティングは社長の仕事

ピーター・ドラッカーが「企業の目的は顧客の創造」と言っているように、ビジネスを継続させていくためには、お客さんをつくり出し、またつくり続けていく必要があります。

リピート客だけではいずれ先細りしてしまいますし、大口顧客との取引だけに頼っていたとしたら、そことの取引が終わってしまったらジ・エンドです。

そこで重要になってくるのがマーケティング。

マーケティングは、会社にとって究極的に大事な仕事なんですよね。

だから、マーケティングは、本来、社長がやるべき仕事なわけです。

 

例えば、自社の商品・サービスを販売するためのWebサイトを作るとします。

そこでまず重要になるのが、質の高い情報の収集

リサーチの段階で、

①自社の商品・サービスの特徴に関する情報
②顧客についての情報
③業界、競合に関する情報

を集めようとするとき、小さな会社では、これらの情報は、結局社長が一番よく分かっているということがほとんどでしょう。

そして意思決定のスピードもそう。

・どんなコンセプト(戦略)でいくのか、どんな集客方法(戦術)を採用するのか
・予算はどのくらい付けるのか
・サイトの制作は、外注するのか、自社で作るのか

などは、小さな会社では、最終的に社長が判断することです。

社長が主体的にマーケティングに取り組んだ方が、より早く、高い精度で「売れる」Webサイトに育てることができるでしょう。

 

ある地方の水産加工会社の話

以前、クライアントさんの新商品開発プロジェクトに関わっていたとき、ある地方の水産加工会社の社長と知り合いになったのですが、先日、その社長から「相談があるんだけど」と久々に連絡がありました。

その社長の会社では、外国人技能実習制度を活用して従業員に外国人の方を迎え入れているそうなのですが、その申請書類の作成が複雑すぎて、対応に苦慮しているとのこと。しかもその書類は、業務の合間を縫って、社長がすべて自分で作成しているとのことでした。

さすがに遠方なので当事務所でお手伝いするわけにもいかず、「現地の専門家にサポートしてもらったらどうですか?」とアドバイスをしました。と同時に、「その仕事、社長がやる仕事じゃないですよね」と進言もさせていただきました。

実は最近、自社の通販サイトを立ち上げて、若手にTwitterを運用してもらっているが、ほとんど成果が上がっていないとのこと。

「そっちの方こそ、今社長が力をいれるべき仕事ですよ!」

あなたはそう思わない?

 

追伸1

マーケティングは社長の仕事。が、外部のリソースを効果的に活用する方法もあります。

https://hokodate-eiichilaw.com/business/writing/

 

追伸2

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。