作るのが先か? 売るのが先か?
今回のテーマは、商品やサービスを開発する際の手順として、「作るのが先」「売るのが先」のどちらが正解か、について。
商品・サービスを完璧に作り込んでから、満を持して販売を開始するのか。
それとも、先にお客さんから依頼・注文を受けて、それから商品・サービスを開発するのか。
私自身としては、次のように考えています。
<目次>
「顧客視点」が大前提
商品やサービスを開発するとき、自分のアイデアや技術にこだわりすぎてしまうと、お客さんのニーズと合わないものを作ってしまう可能性があります。
そうなると、せっかく作ったものがまったく売れないという悲劇に。。
それを防ぐには、大前提として、「顧客視点」を持つことが大切です。
顧客視点とは、言うまでもなく、自社の商品・サービスを購入してくれる、使ってくれる人の立場になって考えることです。
やりがちなのは、自分がお客さんだったらこう思うに違いない、と考えてしまうこと。
もちろんその視点も、「情熱」の観点からは大事ですが、実際にお金を払うのは自分以外のお客さんです。
- お客さんは何を求めているのか?
- 何に困っているのか?
- 何に喜ぶのか?
といったことを常に掘り下げて考えながら、商品・サービスを開発することが大事だと思います。
「作りながら売る」が正解と考える理由
では、顧客視点を持った上で、「作るのが先」「売るのが先」のどちらが正解なのしょうか?
私の経験から言えば、正解は、「作りながら売る」になります。
(ちょとズルい回答ですが。。)
つまり、完璧なものを作り上げる前に、7~8割ぐらいの完成のタイミングで販売を開始する、という考えです。
これには次のようなメリットがあります。
- お客さんの反応をリアルタイムで知ることができる
- そのため、商品・サービスの改善点がすぐ見つかり、より良いものに素早く改善できる
- 結果として、開発期間やコストを削減することができ、早期に収益を得ることができる
そしてこのときの大事なポイントが2つ。
1つは、ビジネスとして商品・サービスの販売を行う以上、たとえ7~8割ぐらいの完成のタイミングであったとしても、自信をもって、プロとして売ること。
2つ目は、売りながら、「お客様の声」を集めること。
「お客様の声」は、商品・サービスの改善のヒントになることはもちろんですが、作りながらでも、それを実績として対外的に示すことができるからです。
(要、お客さんの承諾)
ということで今回は、商品・サービスの開発フェーズにおける「作るのが先か?売るのが先か?」という問いに対しては、顧客視点を持ち、「作りながら売る」ことが私の経験上有効だということをお伝えしました。
私も現在、鉾立榮一朗事務所にて、新しいサービスを形にしているところです。
(昨年からそのサービスの提供を開始し、少しずつ実績を積み上げています。)
ぜひ、この視点を取り入れて、お客さんの問題を解決する、素晴らしい商品やサービスを開発してください!
追伸
また、あなたのビジネスに役立つ情報をお届けしますね。
毎週、確実に記事を受け取りたい方におススメです。
↓
プレゼントを受け取って、Webマガジンに登録する
鉾立 栄一朗
最新記事 by 鉾立 栄一朗 (全て見る)
- 個人的、今年(2024年)のチャレンジ - 2024-01-03
- 個人的、今年(2023年)のトピック - 2023-12-27
- 仕事の生産性を上げる、無いと困る道具(ツール)3選【②リモートワーク編】 - 2023-12-20
- 仕事の生産性を上げる、無いと困る道具(ツール)5選【①職場編】 - 2023-12-13
- 長い文章(コピー)を最後まで読んでもらうコツ5つ - 2023-12-06