思考の整理に役立つシンプルなフレームワーク 3選


 

今回は、私が普段良く使っている「思考の整理に役立つシンプルなフレームワーク」を3つご紹介しようと思います。

これらのフレームワークをすぐ使えるようにしておくと、経営やマーケティングの判断をするときや、コンテンツを制作するときなどにとても便利です。

 

1. 人、モノ、カネ、情報

ビジネスマンであれば、誰でも知っているであろう、このフレームワーク。

もっとも、知っているだけで、活用していないとしたら、かなりもったいないと思います。

あたらめて、このフレームワークは、ビジネスの要素を4つに分類するものです。

「人」とは、自分やスタッフ、顧客など、関わる人間のこと。

「モノ」とは、商品やサービス、設備や資材など、物理的なもののこと。

「カネ」とは、売上や利益、資金や投資など、お金周りのこと。

「情報」とは、市場や競合、ニーズやトレンドなど、知識やデータのことです。

このフレームワークを使うと、自分のビジネスの現状を客観的に分析することができます。

例えば、「人」の観点から見ると、

  • 自分はどんな能力や情熱を持っているのか?
  • スタッフはどんなスキルやモチベーションを持っているのか?
  • 顧客はどんな悩みや課題を持っているのか?

などを考えます。

同様に、「モノ」「カネ」「情報」の観点からも見ていきます。

すると、自分のビジネスに、何が足りていて、何が足りないかが客観的に整理できると思います。

 

2. 現在、過去、未来

このフレームワークは、時間軸に沿って物事を考えることで、思考の整理をするものです。

「現在」とは、今起きていることや、現状抱えている問題、課題などのこと。

「過去」とは、過去に起きたこと、過去に学んだことなど、これまでの経緯のこと。

「未来」とは、未来に達成したいことや、将来はこうありたい、と思い描いていることです。

まず、「現在」の観点から見ると、

  • 自分のビジネスはどんな状況にあるのか?
  • どんな課題や問題を抱えているのか?

などを考えます。

次に、「過去」の観点から見ると、

  • 自分のビジネスはどんな経緯や背景を持っているのか?
  • どんな失敗や成功を経験してきたのか?

などを考えます。

最後に、「未来」の観点から見ると、

  • 自分のビジネス(あるいは自分自身)は、どんな可能性を持っているのか?
  • どんなビジョンや目標を達成したいのか?

などを考えます。

すると、過去から現在、そして未来へつながる一本の線が見えてきて、自社(自分)の強みや弱み、自社(自分)が進むべき方向性などが分かるようになります。

また、このフレームワークは、プロフィール作りといったコンテンツの制作にも有用です。

 

3. 虫の目、鳥の目、魚の目

このフレームワークは、物事を異なる視点から見ることで、多面的な理解を整理するものです。

「虫の目」とは、細部を注目する視点。

「鳥の目」とは、全体を俯瞰する視点。

「魚の目」とは、世の中の流れに注目する視点です。

例えば、「虫の目」から見ると、

  • 自社の商品・サービスは、どんな特徴や機能を持っているのか?
  • どんな品質や安全性を保証しているのか?

などを考えます。

「鳥の目」から見ると、

  • 自社の商品・サービスは、どんなコンセプトやストーリーを持っているのか?
  • どんなメッセージやビジョンを伝えているのか?

などを考えます。

「魚の目」から見ると、

  • 自社の商品・サービスは、どんな市場にマッチしているのか?
  • どんなニーズやトレンドに沿っているのか?

などを考えます。

すると、自社の商品やサービスにおいて、何が優れていて、何が改善できるかが整理できると思います。

 

以上、思考の整理に役立つシンプルなフレームワークを3つご紹介しました。

これらのフレームワークは、経営やマーケティングだけでなく、日常生活や人間関係にも応用できます。

思考の整理をするときにぜひ試してみてください。

 

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。