「本からの学び」を効率よくビジネスに活かすための読書法とは?


img_0152_mini

 

こんにちは、鉾立です。

前回の記事では、ビジネスパーソンの成長・スキルアップに有効な「本を読む習慣」について、私の読書歴を振り返りながらお伝えしました。

ビジネスパーソンの成長に有効な習慣とは?→「本を読む習慣」

今回の記事では、私の「ビジネス書」読書スタイルを解説しながら、「本からの学び」を効率よくビジネスに活かすための読書法についてお伝えしようと思います。

 

私の「ビジネス書」読書スタイル

現在の私の「ビジネス書」読書スタイルは、ざっくりと次の5つのパターンに分けれらます。

 

1.「実務習得読書」

2.「同一テーマ集中読書」

3.「ビジネス書クラシックス読書」

4.「直観読書」

5.「トレンド読書」

 

これらの読書スタイルは、本を読む目的によって使い分けています。

では、順を追って解説しますね。

 

1.「実務習得読書」

これは、自社の商品・サービスを作ったり、本業に磨きをかけるための読書です。

例えばあなたが輸入雑貨のオンラインショップを初めて立ち上げることになったとしたら、

・貿易実務
・現地の商取引ルールや習慣
・ECサイトの構築・運用

などの実務書を「教科書」代わりに読むんじゃないでしょうか?

私の場合、企業再生コンサルティング会社勤務時代に、

・決算書や財務諸表の見かた
・資金調達・資金繰り
・企業再生やM&Aの手法

などの実務書を大量に読み込んで、コンサルタントとしての基礎知識を身に付けると同時に、(現場実務と相まって)自分の商品価値を高めることに注力しました。

 

2.「同一テーマ集中読書」

これは、手っ取り早く結果を出す必要がある場合に役立つ読書法です。

例えば先日、「事業承継」がテーマの講演会講師のオファーを受けた際、関連知識を整理するために次の書籍を集中して読み込みました。

 

同じテーマの本を複数まとめて読むと、

・どの本にも書いてあることは重要であるということが分かる
・集中して読み込むことで、その分野の専門知識が蓄積される
・著者によって、視点や角度、切り口が異なるため、客観的な視点が養われる

といったメリットがあります。

 

3.「ビジネス書クラシックス読書」

学生時代、70年代のジャズやファンクなどのアナログレコードを買い漁っていた時期がありました。

ダンスミュージックの世界では、誰もが一度は耳にしたことがあるような名曲を「ダンスクラッシクス」と呼びますが、ビジネス書の世界でも誰もが名著と認める「クラシックス」的な本があるんですね。

このブログでも何度もご紹介している

⚫︎人を動かす
⚫︎7つの習慣

なんて本はまさしくそう。

「ビジネス書クラシックス読書」は、長年にわたって多くのビジネスマンに読み継がれている名著をじっくりと味わう読書です。

定期的に読み返して原点に戻ったり、迷った際の指針となる。そんな本が私には何冊かあります。

 

4.「直観読書」

これは、自分の直観にしたがって、アンテナに引っかかった本を読むという読書スタイル。

私の場合は、例えば、

・ふと、今の自分の課題が頭に浮かんだとき、すぐにAmazonでキーワード検索して、何冊かざっと商品説明とレビューを見て購入
・ビジネス書を紹介するメルマガを読んでピンと来たら購入(ビジネスブックマラソン
・新聞の広告欄で目にした気になった書籍を購入

というパターンが多いです。

ビジネス書を紹介するメルマガ経由は、メルマガ発行人への信頼から、新聞の広告欄経由は、「出版社が広告宣伝費をかけてまで売る自信があるベストセラー」という信頼から、あまり躊躇せずにランダムに購入してます。

他の読書スタイルに比べて戦略的な読み方ではないかもしれませんが、良いアイデアというのは、異なる知識の組み合わせから生まれるもの。

私のビジネスアイデアの多くは、たぶん、直感で購入した複数の本から得た気づきの組み合わせで生まれていると思います。

 

5.「トレンド読書」

これは、時流を読み解き、未来を予測するための読書のスタイル。

例えば、(いずれも出版されてから久しいですが、)

⚫︎ フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略/クリス・ アンダーソン(著)
⚫︎シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略/レイチェル・ボッツマン(著)
⚫︎ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉/リンダ・グラットン(著)

などの本が、私にとってはそれに当たります。

こういった本は、海外で先行している事例が豊富に紹介されているのでとても重宝しますね。

 

あなたの読書スタイルは?

ここまで、私の読書スタイルについて解説してきました。

これらは、「本からの学び」を効率よくビジネスに活かすために私が身に付けてきた読書法です。

あなたにとって、しっくりとくる読書スタイルはありましたか?

もしあなたが、自分のビジネスに「本からの学び」を活かしきれていなかったとしたら、、

まずは自社・自分にとっての当面の課題、

例えば、

・売り上げアップ
・新規事業の立ち上げ
・スタッフの教育

など、今気になっていることがテーマの書籍(できれば数冊)を手に取ってみることをおススメします。

きっと、そこには先人の叡智が詰まった解決策が書かれているでしょう。

今回の記事があなたのビジネスの役に立てれば嬉しいです。

 

追伸

いや~ それでもやっぱり読書は苦手!
「経験者から直接話を聞く」ことで学びたいという方はこちら


https://hokodate-eiichilaw.com/business/startup/

 

チャレンジする起業家・経営者向けに、
代表・鉾立のフィルターを通した
「起業・経営の原理原則」情報
をお届けするメールマガジン、
【リバイバル通信】。
※バックナンバー

毎週、確実に記事を受け取りたい方
にオススメです。

  • 起業家・経営者向け
    「有益ビジネス情報」
    受け取ることができます。
  • 起業・経営の
    「普遍的な原理原則」
    を学ぶことができます。
  • 気に入らなければ、
    いつでも簡単に登録を
    解除することができます。


●登録後すぐに、「起業」や
「新規事業立ち上げ」の際に役立つ
『あなたの核になる事業は?【PAM理論】™』
特製ワークシート(PDF)が届きます。

▼ご登録(無料)は今すぐこちらから▼


The following two tabs change content below.
西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。