2人いればそれはチーム。チームでスピーディに意思決定する方法
こんにちは、鉾立です。
早いもので、息子が生まれて5か月が経ちました。
もうすっかり首が座って、だいぶ抱っこがしやすくなりました。
ただ、体は重くなっているので、抱っこはさながら負荷を上げていく筋トレをしているようです(汗)。
育児のペースは何となくつかめてきましたが、頭を悩ませていたのが保育園問題。
我が家は共働き夫婦なので、息子を0歳児で保育園に入れて、奥さんは来年4月に職場に復帰予定なのですが、、
区役所に提出する保育所利用申込書に、希望する保育所を第1希望~第7希望まで書くのですが、調べれば調べるほど制度が複雑すぎるんですよね(我が家は杉並区)。
例えば、
- 子供の環境(保育の質)
- 入園枠(定員)
- 利便性(家からの距離)
の何を優先するか。
さらには、想定しうるパターンが、
- 認可保育園に受かる
- 認可保育園に落ちる → 認証保育園に入れる+育休延長 → 認可保育園に入れる
- 小規模園に入れる → 3才から認可保育園に入れる or 幼稚園の預かり保育に入れる
などいろいろあって、いったいどのパターンになるのか。
等々、保育園問題が最近の我々夫婦の悩みの種でした。
とは言うものの、来年4月入所の申し込みは迫っています。
夫婦でミーティングを重ねて、先日、なんとかギリギリ区役所に申し込みを済ませました。
と、思わず力が入ってしまって、前段が長くなりましたが、、
今回は、我々夫婦が保育園問題で意思決定するうえで参考になった書籍を紹介しようと思います。
<目次>
チームでスピーディに意思決定する方法
参考にしたのがこちらの書籍。
著者は、組織・人材系の経営コンサルティング会社、リンクアンドモチベーション取締役の麻野耕司さん。
「共通の目的」と「2人以上のメンバー」さえいれば、企業内の部署やプロジェクトチームだけでなく、中学や高校の部活、大学のゼミやサークル、地域のコミュニティなどすべてがチーム
であるとして、チームの5つの法則をもとに、成功するチームとはなにかを科学的に解明しています。
我々夫婦が参考にしたのが、「第4章 意思決定の法則」の「合議はスピードとセット」の節。
まずは意思決定方法の1つである合議がどのようにすれば効果的に進むかを紹介したいと思います。
(中略)
社会心理学者のチャールズ・ケプナーと社会学者のベンジャミン・トリゴーは問題解決と意思決定の思考プロセスを体系化したKT法(正式名称 : ケプナー・トリゴー・ラショナル・プロセス)を考案しました。
(中略)
その中でも、決定分析(DA)は、複数の選択肢の中から最適案を決定するプロセスです。
DAでは、合議をスピーディにするために最初にすべきこととして、選択肢を選ぶための基準を出すことを定めています。
次にすべきことはその選択基準に優先順位をつけることです。そして、その選択基準を満たすであろう選択肢を複数出します。
そして最後に、優先順位の高い選択基準に合致する選択肢を選びます。
ついつい選択肢同士を比較して、どちらを選ぶべきかの議論をいきなり始めてしまいがちですが、それではいつまで経っても結論が出ないことがあります。
また、結論が出たとしても、そのような合議の仕方では何故その結論に至ったかが明快にならない場合があります。
つまり、、
先に選択肢を出して、選択肢同士を比較しても、そうそう結論は出にくい。
そうではなく、
- まず、選択肢を選ぶための基準を出す
- 選択基準に優先順位をつける
- 選択基準を満たしうる選択肢を複数出す
- 優先順位の高い選択基準に合致する選択肢を選ぶ
という順番、プロセスが大事なのだと本書を読んで理解しました。
我が家の場合
そこで我が家でも、保育所の希望順位を決めるにあたって、この決定分析(DA)の手法を採用しました。
選択基準は
- 子供の環境
- 入園枠
- 利便性
として、それぞれ優先順位を
- 3位 子供の環境
- 1位 入園枠
- 2位 利便性
とつけて、選択肢ごとに「◎」「〇」「△」の評価を行って点数化して、保育所の希望順位を決めました。
これまで方針がなかなか定まらなかったのですが、申込書の提出期限が迫る中、決定分析(DA)の手法を使うことで、ひとまず夫婦の方針が決まりました。
本当は息子の意見も聞きたいところですが😅
まとめ
運命の保育園入所の結果発表は、来年1月下旬。
いったいどうなることやら、、
ちなみにこちらの書籍、「意思決定の法則」の他にも、仕事やプライベートに役立つチームの法則が、科学的な根拠や例え話などを交えて分かりやすく紹介されています。
良い本なので、ぜひ手に取ってみてください!
追伸
また、あなたのビジネスとプライベートに役立ちそうな書籍があったら紹介しますね。
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鉾立 栄一朗
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