集中力を高めて仕事のパフォーマンスを上げるテクニック 4つ


 

こんにちは、鉾立です。

家の近所にある中野のブックファーストが好きで、たまにフラッと立ち寄ります。

ゆったりとした大型書店で、平積みになっている書店一押しの書籍を眺めているだけで、何か自分の頭が良くなったような気分がするんですよね(決してそんなわけないのですが…)

今日は、昨年中野のブックファーストで平積みされていて衝動買いした書籍、「ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45/鈴木 祐 (著)」をご紹介しようと思います。

 

 

 

集中力を高めて仕事のパフォーマンスを上げるテクニック 4つ

 

1. 獣のパワーを上手く使う

本書では、

人間の脳には2つの力がある。

「獣」(本能。超パワー。省エネ。難しいのが嫌い。いにしえの力。)

「調教師」(理性。非力。大飯食らい。論理的。最近できた力。)

として、まず、「獣≒本能、調教師≒理性」と定義しています。

そのうえで、

第1の教訓:調教師は獣には勝てない

第2の教訓:集中が得な人など存在しない

第3の教訓:獣を導けば莫大なパワーが得られる

と3つの教訓を導いています。

つまり、

  • そもそも理性は本能に勝てない
  • もともと理性より本能の方が強いのだから、集中が得意な人などはいない
  • 本能のパワーを上手くコントロールできれば集中力が劇的に向上する

と解釈することができます。

 

そして、獣(≒本能)は、

「もう少しがんばれば……」

「あと少しで手に入る……」

といった「報酬の予感」に対してこそ、最大のパワーを発揮するとのこと。

しかしながら、獣(≒本能)は、

・難しすぎる場合=がんばっても報酬が得られそうにないから放っておこう

・やさしすぎる場合=いつでも報酬が得られそうだから放っておこう

という反応を示すため、難しすぎない、やさしすぎない、適切な「報酬の予感」を設定することが集中力を高めるポイントになるとのことです。

 

まず、ここまでの考え方が、本書の「集中力アップメソッド」の肝になります。

 

2. 達成バイアスを正しく使う

この考え方が、私にとって本書で一番役に立った考え方でした。

昔からビジネス書の世界では「難しい作業から先にやるべし!」といったアドバイスがなされてきました。(中略)
感覚的には説得力があるアドバイスですが、実はここ数年は、「達成バイアス」を正しく使ったほうが集中力が高まるとの報告が増えてきました。
難しい作業から手をつけるのではなく、メール返信のようなタスクを先にしたほうが、最終的な成果は上がりやすくなる、というのです。

確かに、朝一にクルマを急に発進させないでエンジンを温めてアイドリングを上げてから発進するように、簡単な仕事から手をつけた方が、頭の回転が徐々に上がって難しい仕事にスムーズに取り組めるように思えます。

そこで私も、以前は朝一は重要な仕事から始めるようにしていましたが、わりと軽いタスクをまず数個やっつけてから重要な仕事に取り組むようにしました。

 

3. 「マイ儀式」を作る

それでも、獣(≒本能)の気分が乗らず、重要な仕事になかなか取り組む気が起きないということはよくあるものです。

そこで本書が提唱しているのが、「マイ儀式」を作るというもの。

ラグビーの五郎丸選手がキックする前に拝むようなポーズをするのをイメージすると良いかもしれません。

「マイ儀式を行うとなぜ集中力が上がるか」の根拠の詳細は本書に譲りますが、「この動作をしたら大事な作業に取り組む」というものを作ると良いとのこと。

そこで私も、重要な仕事に取り組む前に「ペンを10回まわす」というマイ儀式を作りました。

 

4. セルフイメージを上書きする

これもとても有用なテクニックだと思います。

ステレオタイピングは、「有能な人を思い描くだけでも人間のパフォーマンスはアップする」という現象を指す言葉です。(中略)
もしプレゼンの集中力を上げたければ事前にジョブズの姿を想像してもいいですし、仕事にじっくり取り組みたいなら身近なハイパフォーマーを思い出すのもありです。

「あの人だったらこの仕事をどうやって片づけるかな?」と想像すると良さそうですね。

 

 

本書の要点をまとめると、集中力をアップさせるには次のステップを踏むべしとのこと。

まず正しい食事で獣に栄養を与えて、集中力の土台を作る

「報酬の予感」をコントロールするテクニックを使って獣のパワーを誘導する

複数の「儀式」を作り出して、そのパワーを有効に使う

 

 

ちなみに、本書には「脳に良いフード、悪いフード」について書かれているのですが、脳に悪いフードカテゴリーにチーズが入っているのは知りませんでした。
(といっても週に80gまではOK)

 

とういことで、最近の私の仕事中のおやつは、もっぱらカルディの素焼きアーモンド(BIG SIZE)森永製菓の全粒粉仕立てのビスケットになっています。

 

元々自分に備わった力を活用して仕事の集中力をアップさせたいと思ったら、ぜひ本書をチェックしてみてください!

 

 

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。