仕事の改善魔になろう


 

今回のテーマは、「仕事の改善魔になろう」という話です。

特に、自分でビジネスをしているスモールビジネス・オーナーに向けて書いた話になります。

 

「仕事の改善魔」になれば、長期的に大きな成果を生み出すことができる

「仕事の改善魔」という言葉は、私の造語です。

「メモ魔」という言葉が、「なんでもかんでもすぐにメモを取る人」の意味で使われるように、「仕事の改善魔」とは、「仕事の修正点や課題点に気づいたら、すぐに改善する人」のことを指します。

情熱をもって仕事をしていれば、

「もっとこうしよう」
「もっとここを改善したい」

と、日々、仕事の修正点や課題点に気づくものです。

こういった「日々、気づいたこと」を放っておかず、すぐに改善できる人が、スモールビジネスでは長期的に大きな成果を生み出すことができるのだと思っています。

というのも、自分で小規模なビジネスを行っている人には、

「もっとこうした方がいいよ」
「いつまでにここを直して」

と自分の仕事に意見や指示を言う上司や同僚はいません。

基本的に、すべて自分の責任で仕事の成果を生み出し続ける必要があります。

つまり、自分自身で仕事の修正点や課題点に気づくことが必要ですし、気づいたところで、それを改善していかなければ、仕事の成果はたいてい停滞してしまうでしょう。

小規模ビジネスにおいては、「仕事の改善魔」となって、気づいたことがあったらすぐに改善できる人が、長期的に大きな成果を生み出すことができると思っています。

 

「気になる」レベルの違和感を改善する

私もスモールビジネス・オーナーとして、日々、「仕事の改善魔」となってビジネスに取り組んでいます。

独立して11年目になりますが、毎日のように、修正点、課題点が出てきます。

それはたとえば、

「Webページのあの箇所が気になるなあ。図表を入れた方が読み手にとって分かりやすくなるかな?」
「さっきの面談でお客さんに確認したこと、面談チェックリストに入れていたっけ?」
「初回面談希望の問い合わせメールへの返信文の雛形に、この一文を入れた方がいいよな」

といった、かなり細かいものだったりします。

でも、こういった「気になる」レベルの違和感をマメに改善することが大事だと思っています。

この小さな改善の積み重ねが、私の仕事の質を高め、現在の成果、そして未来の成果を生み出してくれるからです。

 

改善のピッチを上げるコツ

気づいた修正点や課題点は、忘れないうちに、極力すぐに改善するようにしています。

ただ、気づきやアイデアというものは、仕事のコアタイム以外の時間帯にも突然思いついたりするものです。

情熱をもって仕事をしていれば、オンオフ問わず、改善のアンテナが立っているからです。

そんなときは、後になって忘れないように、すぐに手帳やスマホでメモるようにしています。

ちなみに、スマホでメモするときは、私はGmailの下書きをよく使っています。

理由は、スマホのGmailアプリで取ったメモは、ノートパソコンのGmailアプリから簡単にアクセスすることができるからです。

 

あなたも、「仕事の改善魔」になってみては?

積み立て投資の「複利」のように、積み上げた改善は、きっと、将来にわたって大きな成果を生み出してくれると思いますよ。

 

追伸

また、仕事に関する「気づき」や「学び」があったらお伝えしますね。

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。