情報発信が楽になる仕組みの作り方【その3】
こんにちは、鉾立です。
前2回の記事で、スモールビジネス・オーナーであるあなた自身が行う「情報発信が楽になる仕組みのつくり方」として、「ルーティン化」と「隙間時間の活用」についてお伝えしてきました。
情報発信が楽になる仕組みの作り方【その2】「隙間時間の活用」
3回目となる今回は、あなたが外部リソースを活用するというお話。
その3として、「アウトソーシングの活用」についてお伝えしようと思います。
小規模企業におけるアウトソーシングの活用状況
まず、こちらの記事をご覧ください。
小規模事業者のうち人材不足である事業者のアウトソーシングの活用状況を見てみる。第2-3-34図は、直近の売上高の傾向別に活用状況を見たものであるが、同図を見ると、売上高が増加傾向にある企業ほど、アウトソーシングの活用状況が高いことが分かる。
これは、中小企業庁が発表している2017年版小規模企業白書からの記事抜粋です。
このように、アウトソーシングを活用することによって成果を上げている小規模企業は多い、という事実がまずあります。
さらには、
成長・拡大志向企業においては、必要性が増加したと回答する業務の領域は多岐に渡っており、特に「デザイン・商品企画」、「調査・マーケティング」といった専門業務については、安定・維持志向企業に比べ必要性が増加したとする割合が高い。
とあるように、マーケティング(情報発信はマーケティングの一部)についても、アウトソーシングを活用する企業が増加傾向にあることが読み取れます。
※ご参考 3 アウトソーシングの活用 – 中小企業庁
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/h29/shoukibodeta/html/b2_3_3_3.html
情報発信のアウトソーシングとは?
では、情報発信をアウトソーシングする、とはどういうことなのでしょうか。
「未来の売上を作る仕事、すなわち、マーケティングは、社長が優先的に取り組むべき仕事である」ということはこのブログで何度もお話していると思います。
お客さんのことを一番よく知っていて、営業力があって、自分のビジネスだから情熱もある。スモールビジネスの場合、それは社長であることがほとんど。だから、情報発信の適任者は、本来社長なんですよね。
逆に、お客さんのことをよく知らない、営業力がない、情熱がないスタッフや外部業者に、情報発信業務を「丸投げ」するのは基本的にNG。
情報の送り手と受け手にミスマッチが起き、面白くないコンテンツを垂れ流すことになるのが関の山でしょう。
オススメは、情報発信業務の一部タスクのアウトソーシングです。
これはうちのクライアントさんの例ですが、大きく分けて2つのパターンがあります。
パターン1 添削・チェックのみをアウトソーシング
情報発信に伴う
・ネタの仕入れ
・執筆
・情報をメディアに乗せる
・反応の計測
の各タスクは、基本的に自分で行う。
が、発信する情報の添削・チェックを第三者に依頼するというパターンです。
文章の単純な「てにをは」の間違いや、主語述語がつながらないなど文法的な間違いを無くしたいのはもちろんですが、「専門用語が多くて分かりにくい」、「内容が難しくて意味が分からない」など、第三者から客観的なフィードバックがもらえるとコンテンツの質が上がります。
私的には、これが一番理想的なパターンだと考えています。
パターン2 執筆以外のタスクをアウトソーシング
情報発信が重要なのは分かっているけど、
・自分一人では何から始めたらいいか分からない
・自社でタスクを回せるようになるまで手伝ってほしい
といった社長が、このパターンを選択しています。
ただしこの場合でも、メインコンテンツの執筆は社長がやるべき仕事。(文章を書くのがどうしても苦手、という社長の場合は、インタビュー形式から文字に起こすという方法もあります。)
「普段文章なんて書かないし、ブログも書いたことがない」と言っていた社長でも、「いつもお客さんに話していること、そのままで(自分のキャラのままで)、話し言葉でいいんです。それを、文字(または映像)にするだけのこと」と私が言うと、パッカーンと扉が開いて書き出す社長も多いです。
どこにアウトソーシングするか?
では、情報発信の各タスクをどこにアウトソーシングするのか。
まず、自社スタッフや家族など、身近な人に手伝ってもらう、ということができると思います。
普段から小説を読んでいるなど、活字好きな人なら、きっと、添削なんかはお手のものだと思います。
専門業者に依頼するなら、「メルマガ代行」「ニュースレター代行」などと検索すると、様々な代行業者が出てきます。
この場合の注意点としては、やはり丸投げはしないということ。
業者を選ぶ際は、
・同業者向けに同じテンプレート記事を使いまわしている
・反応の計測ができない(費用対効果が測れない)
といったところは止めておいた方がいいかもしれません。
ちなみに、、
うち(Change&Revival)でも、スモールビジネス・オーナーの情報発信をサポートしています。
現在は、サポート体制の充実のため、あまり積極的に新規のクライアントさんは受け付けていないのですが、、
ご相談には乗っていますので、お気軽にお問い合わせください!
追伸
<目次>
「スモールビジネス・オーナー向け情報発信サポート」の内容はこちら
↓
ニュースレター、ブログ立ち上げ・制作代行サポート
鉾立 栄一朗
最新記事 by 鉾立 栄一朗 (全て見る)
- 個人的、今年(2024年)のチャレンジ - 2024-01-03
- 個人的、今年(2023年)のトピック - 2023-12-27
- 仕事の生産性を上げる、無いと困る道具(ツール)3選【②リモートワーク編】 - 2023-12-20
- 仕事の生産性を上げる、無いと困る道具(ツール)5選【①職場編】 - 2023-12-13
- 長い文章(コピー)を最後まで読んでもらうコツ5つ - 2023-12-06