ある知人社長と、ふるさと納税について話したときのこと
※以下、ある経営者仲間の社長(スモールビジネス・オーナー)と、ふるさと納税について話したときの会話(うろ覚え)です。
鉾立:
Y社長、ふるさと納税ってやってます?
Y社長:
あ~ 良く聞くけど、どうなんですか、それ?
鉾立:
はじめるには実質2,000円の負担が必要なんですが、要は、自分が住んでいない自治体に寄付をすると、寄付した額の3割相当の返礼品がもらえる制度なんですよね。
Y社長:
ん~ なんだかわかったような、わからないような・・・?
鉾立:
ふるさと納税って、肉とか果物とか、産地のものっていうイメージがあるじゃないですか?
例えば、ふるさと納税の通販サイトで、ある自治体の返礼品のお肉を5万円分買って、ふるさと納税したとするじゃないですか。
Y社長:
えっ! お肉だけでそんなに買う?!
鉾立:
いや、例えばですよ!
そうすると、寄付額5万円の3割相当だから、15,000円相当のお肉がもらえるというイメージですね。
そのための参加料は2,000円だから、差し引き13,000円ぐらい得する感じですかね。
Y社長:
へ~
それって、節税とかになるんですか?
鉾立:
節税ではないですね。
所得税とか住民税って、前年の所得をもとに計算されて、翌年支払うわけじゃないですか。
ふるさと納税って、今年支払う所得税と住民税の一部を、前の年に先払いで、別の自治体に納めているようなものですから。
例えば、ふるさと納税の通販サイトで、ある自治体の返礼品を5万円分買うと、自己負担分の2,000円を差し引いて、4万8,000円が翌年納める所得税・住民税に充てられるイメージですね。
Y社長:
ふーん。
(やっぱりよく分かっていないような…)
要するにメリットとしては、寄付額の3割相当の返礼品がもらえるってことなんですね。
鉾立:
そうですね。
住んでいる自治体に税金を払っても返礼品はもらえないけど、ふるさと納税をすると返礼品がもらえるから、その分お得ですね。
あと、返礼品というと、高級品やぜいたく品に目が向きがちですけど、生活必需品を選べば、その分家計の節約になりますね。
我が家では、昨年はお米とか息子のおしりふきとか、ふるさと納税で生活必需品もけっこう買ったというか、もらいましたよ。
それに、通販サイトのポイントが付くのも大きいですね。
うちの奥さんはポイ活に熱心で、楽天の「お買い物マラソン」とか「ポイント5倍デー」といったキャンペーンを駆使して、「息子の美容室代を稼いだ」と言ってましたわ(笑)。
Y社長:
なるほど(笑)。
で、どうやるんですか?
鉾立:
収入によって寄付金の控除上限額が決まるから、まずシミュレーションをして、自分のおおよその控除上限額を知ることから始めるといいと思いますよ。
「ふるさと納税 シミュレーション」と検索すると、いろんなサイトが出てきます。
私の場合は、確か昨年は「ふるさとチョイス」というサイトで、自分の確定申告書の控えを見ながらシミュレーションしましたよ。
※参考 控除上限額シミュレーション | ふるさと納税 [ふるさとチョイス]
前年の収入をもとに計算するのであくまでも目安ですけど、Y社長も私も役員報酬だから、まあ年収は一定で変わらないですよね。
控除上限額がわかったら、その範囲内で、ふるさと納税の通販サイト、私の場合は楽天ですけど、そこで買い物というか寄付をするだけです。
あとは、後日、購入先の自治体から寄付金受領証明書が郵送されてくるので、来年の確定申告時に税理士さんに書類をまとめて渡せば処理してくれますよ。
ちなみに今年は、今のところイチゴや柑橘などのフルーツをちょこちょこ買って楽しんでます。
Y社長:
なるほど!
じゃあまずシミュレーションからやってみようかな!
鉾立:
あっ! 要冷蔵や冷凍の食品を選ぶときは、冷蔵庫の空スペースと相談しながら決めた方がいいですよ!
追伸
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鉾立 栄一朗
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