ライバルと異なる次元で差別化する方法
「ライバルと差別化するには、どうしたらいいのか、、」
もし、あなたがそう考えているスモールビジネス・オーナーなら、今回の記事が役に立つかもしれません。
<目次>
同じような業種・業態のライバルを見て差別化しても意味がない?
ライバル(競合)と差別化しようとするとき、自社と同じような業種・業態のライバルだけを見ていると、
- 価格を下げる
- オファー(取引条件)を強くする
など、結局、ライバルと同じ次元で、同じような商品・サービス構成の範疇で勝負することになります。
今や、大手でも、物価高、原材料高を理由に価格を上げる時代。
安易に価格を下げるのは一番の悪手でしょう。
また、「キャンペーン特別価格」や「返品保証」といったオファー(取引条件)をライバルよりも強くすることも有効だと思いますが、ライバルに簡単にマネされるなど、差別化が一時的なもので終わってしまうかもしれません。
リサーチという意味では、同じような業種・業態のライバルを見ることも必要だと思います。
が、そこだけ見て差別化しようとしても、結局、ライバルと同じ次元での差別化で終わってしまうでしょう。
顧客視点で、当たり前や常識を疑ってみる
ライバルと異なる次元で差別化するなら、顧客視点で、当たり前や常識を疑うことから始めると良いと思います。
例えば、
1.既存の商品・サービスの当たり前を疑う
2.業界の当たり前を疑う
など、同業者を含めて、我々が当たり前と思っていることを、お客さんの立場になって疑ってみる。
特に、昔からある業種、古い業界などは、お客さんの立場に立つと、「えっ!そうなの?」と思うことのオンパレードだと思います。
たとえば鉾立榮一朗事務所の場合。
お客さんと面談していると、
- 行政書士と司法書士の区別が分からない
- 行政書士は、何を、どこまでやってくれるのか分からない
といった方がとても多いです。
業界的には、
“行政書士は、行政書士法に定められた官公署などへの手続きや権利義務、事実証明関係書類などに関する法律と実務の専門家です。”
ということになっています。
が、お客さんの悩み、実現したいことにフォーカスすると、どうにもこの定義はしっくりきません。
お客さんの悩み、実現したいことにフォーカスしてきた結果、当事務所の場合、必然的に「財産承継コンサルティング」というサービスが生まれました。
おそらく現時点では、日本を探しても、同業者で「財産承継コンサルティング」、特に親族間の不動産名義変更サービスをメインにしている同業者はほとんどいないと思います。
手前味噌ではありますが、業界の当たり前を疑い、お客さんの悩み、実現したいことにフォーカスしてきた結果、気づいたら同業者とは異なる次元で差別化ができていました。
ライバルと差別化したいと考えているなら、同じような業種・業態のライバルのことはいったん頭から外して、顧客視点で、当たり前や常識を疑ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
きっと、ライバルと異なる次元で差別化できると思いますよ。
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鉾立 栄一朗
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