【マーケのアイデア】共通の敵をやっつけろ!


 

人は、ある人と「共通の敵」がいたり、「共通の課題・問題」があったりすると、団結して対処しようとするものです。

これをマーケティング的に解釈したら?

今回は、そんなお話になります。

 

お客さんと自社の共通の敵は何?

お客さんと自社に「共通の敵」がいると、単なる「お金を支払う⇔商品・サービスを提供する」関係から、同じ敵をやっつける仲間やチームのような関係になることがあります。

お客さんと仲間やチームのような関係になると、

  • 仕事がやりやすくなる
  • 仕事に推進力がつく
  • 気持ちよく対価を支払ってもらえる

など、単なる「お金を支払う⇔商品・サービスを提供する」関係よりも多くのプラスの面があることを実感することができます。

では、お客さんと自社の共通の敵を知るにはどうすればいいのか?

一番簡単で確実なのは、実際に自社の商品・サービスを購入されたお客様に直接「インタビュー」したり、アンケートで「お客様の声」を取ったりすることでしょう。

例えばお客さんに、

「当初、どのようなことでお困りだったのですか?」

「当社に相談する前に、どこかに相談・依頼されていましたか?」

他にも選択肢がある中で、当社の商品・サービスを購入しようと思った決め手は何ですか?」

どんな人にお勧めですか?」

といった質問を投げかけると、共通の敵を知るヒントを教えてもらえると思います。

 

共通の敵である理由と、やっつけられる根拠を示す

共通の敵(=仮想敵)が分かったら、Webページ等の媒体で、共通の敵である理由と、やっつけられる根拠を示すと良いでしょう。

その際、一方的に敵をやっつけるような直接的な表現よりも、敵と自社を比較して、メリット・デメリットも整理して伝えるのが今の時代フェアなのではないかと思います。

 

鉾立榮一朗事務所の場合、財産承継コンサルティング業務、特に「親族間の不動産名義変更サポート業務」では、いわゆる「不動産屋」がお客さんと自社の共通の敵になります。

「身内間の不動産売買なのに、両手の仲介手数料(売主、買主それぞれから売買代金×3%+6万円(税別))を取るのは高すぎる」というのが共通の敵である理由です。

やっつけられる根拠は、鉾立榮一朗事務所の「考え方」と実際の料金体系。

とはいえ、ケースによっては不動産屋にお願いした方がメリットがあるケースもあります。

それらをWebページ上で詳細に解説しています。

ちなみに直近のサポート案件では、業務終了後のお客様インタビューで次のような感想をいただきました。

 

知らないと、普通に不動産屋に行っちゃう人が多いと思います。

不動産屋一択ではなく、違う選択肢もあるということを今回身をもって知ることができました。

不動産屋とは明らかに手数料の額が違うのでお勧めです。

金銭の貸し借りがある兄弟間の、土地共有持分売買【親族間売買の問題解決事例 46】

 

あなたのビジネスでは、お客さんと自社の共通の敵は何?

 

追伸

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。