【マーケのアイデア】コア・ストーリーを語る


 

こんにちは、鉾立です。

あなたにはこんな経験ない?

買い物をした後、気になってそのお店のwebサイトを見てみたら、ブログにお店を始めるまでの経緯が書かれていて、一気にそのお店(店主)のファンになった。

どこで買おうか迷っているとき、あるお店のホームページにどんな想いでお店をやっているのかが書いてあって、何となくこの店で買おうと思った。

私はしょっちゅうあるんですが、、

 

コア・ストーリーとは?

こんな風に、お店や会社の創業話や、仕事に対する想いなどのことを、私はコア・ストーリーと呼んでいます。

そして、クライアントさんやビジネスパートナーには、ことあるごとにコア・ストーリーを語ってほしいと伝えています。

日経新聞に連載されているコラム、「私の履歴書」のことをご存じの方も多いんじゃないかと思います。

著名人の出生から連載時までの半生を描いた大人気コラムで、今年(2019年)の連載だと、プロゴルファーの中嶋常幸さんやファッションデザイナーのコシノジュンコさんの回などは、毎回(良い意味で)ぶっとんでいる話が書いてあって、とても楽しみに読んでいました。

「私の履歴書」こそ、まさにその人のコア・ストーリーですよね。

え?著名人みたいな面白い話なんて自分にはない?

いやいや、スモールビジネス・オーナーにこそ、ぜひコア・ストーリーを語ってほしいと思うんです。

 

コア・ストーリーを語ることの効果

なぜなら、コア・ストーリーを語ることによって、

・ブランドが生まれる
・口コミが生まれる
・価格以外のところで選ばれる(ファン化する)

から。

ブランドとは、一言で言うと、お客さんがあなたの商品・サービス・ビジネスに対して持つ印象・イメージのこと。
コア・ストーリーは、ブランドを形作る大きな要素になります。

それに、素敵なコア・ストーリーを聞いた人は、「へ~そうなんだ」と他の誰かに話したくなるもの。

また、コア・ストーリーは、ときにお客さんの共感を呼び、ファンを作り、価格だけでは選ばれない存在へと引き上げます。

さらには、コア・ストーリーを自分の中で言語化しておくと、「そうそう、自分はこのためにビジネスをしているんだ」と、ビジネスで迷ったときに原点回帰することができます。

 

コア・ストーリーの内容

誰にでもコア・ストーリーはあるものです。

例えば、次の質問について考えてみてください。

・ここに至るまでに何があったのか?
・なぜ今、このビジネスをしているのか?
・このビジネスを通じて、将来どんなことを実現したいのか?

カフェや居酒屋で、気の置けない友人に話すような感じでOKです。

で、言葉が出てきたら、ぜひ、ホームページやブログで、あるいは接客時に、あなたのコア・ストーリーをお客さんに語ってください。

Webであれば、プロフィールに書く、ブログで何回かに分けて連載する、なんて良いですね。

きっと、ビジネスに良い影響が出ると思いますよ。

 

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。