稼ぐ理由、目的について。何のために稼ぐのか?


 

こんにちは、鉾立です。

人は、何のために稼ぐのでしょうか?

シンプルに考えれば、

・自分や家族が食べていくため

あるいは、

・自分と家族が豊かになるため 

といった理由が浮かびます。

では、自分のビジネスを所有しているスモールビジネス・オーナーが稼ぐ理由、目的は?

私の中では、次の4つのフェーズにおいて、稼ぐ理由、目的があると考えています。

 

事業を存続させていくため

これは、前職の企業再生コンサルティング会社で学んだ影響が大きいです。

当時私が働いていたコンサルティング会社の企業再生手法は、クライアント企業の財務体質の改善(銀行交渉や資産の売却等)を通じて、借入金を圧縮するというものでした。

しかし、いくら財務体質を改善したところで、稼ぐ力、すなわち売上・利益を増やす力が戻らないと、結局一時的な再生で終わってしまいます。

どんな会社、ビジネスでも、経営が厳しくなる状況というのは訪れるものです。

ましてや今は、市場環境に大きな変化が起きている激動の時代

事業を存続させていくためには、稼ぐ力を身に付け、伸ばし、研鑽していくことが不可欠でしょう。

 

選択肢を増やすため

「今はそこまで経営が厳しいというわけではないが、数年後も同じことをしていて大丈夫なのか。。」

先ほど「市場環境に大きな変化が起きている激動の時代」と言いましたが、テクノロジーの急激な進化、業界の古い常識を覆すような法改正などで、今のビジネスに大きなマイナスの影響を受ける事態が起きたとしたら?

稼ぐ力を持っていれば、

・今の事業をさらに盤石にする
・稼いだ資金で新規事業を育てる
・企業価値を高めて事業を売却する

など、将来の選択肢を増やすことができるでしょう。

 

自分がやりたいことをやるため

2.の話にも通じる話ですが、安定的なベースとしての稼ぎがあると、自分のやりたいことがしやすくなります。

・起業当初は食べることで精一杯だったけど、安定的に稼げる目途が立ったので、やっと本来自分がやりたかった事業ができる。

・家業を継いで、幸い本業で安定的に稼ぐことができているので、自分の代で新しい事業にチャレンジしたい。

など、稼げているからこそ、自分がやりたいことにチャレンジできる状況が生み出せます。

 

社会に貢献するため

本来ビジネスというのは、「お困りごとの問題解決」です。

「社会貢献」と言うとなんだか無償で行うボランティアのように聞こえますが、対価の伴う問題解決(=ビジネス)も、れっきとした社会貢献であると私は考えています。

GAFAと呼ばれるグーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)の4社だって、営利企業ですが社会に多大な貢献をしています。

大きく稼げば、それだけ社会に貢献している(社会の役に立っている)ということ。

視座を上げて、「稼ぐ」ということに対してそんなマインドセットを持つと、もっとビジネスに情熱を持つことができるんじゃないかと思います。

 

と、今回こんな記事を書いたのは、子供が産まれて、「父ちゃん頑張って稼ぐわ!」と思ったから。

人間って、単純ですね。(笑)

 

追伸

また、ビジネスに関する「気づき」や「学び」があったらお伝えしますね。

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。