自社のビジネスについて、一人でじっくり考える時間をつくる


 

最近あらためて、自社のビジネスについて、一人でじっくり考える時間をつくることの重要性を感じています。

というのも、独立当初は、独身だったこともあって、いくらでも一人でじっくり考える時間を持てていました。

でも、仕事や家事、子育てなどの日々のルーティンに追われていると、あっというまに時間が過ぎてしまいます。

次第に、「一人でじっくり考える時間を意図的に作らないといかん!」と危機感を持つように。

そこで最近、我が家で、「月1回のリセット休暇」を取る制度を導入しました。

その日は2歳の息子の遊び相手を夫婦のどちらかが担当。

片方がまとまった自由時間を持つというものです。

この自由時間で、私が自社のビジネスについて一人でじっくり考えることは、主に次の3になります。

 

1.自社の事業の再定義

「自社の事業は、究極的に、何を売っているのか?」

この問いを、よく自分自身にしています。

いわゆる「飲食店」や「雑貨店」、「八百屋」などといった、見たままの事業のことではなく、「究極的に、あるいは本当のところ、何を売っているのか」と考えるのがポイントになります。

例えば、鉾立榮一朗事務所であれば、単に行政書士業ではなく、

「豊富な知識・経験・事例を基に依頼者に最適な解決策を提案し、実際の手続きの推進・実施を通じて依頼者のハッピーな将来を実現する財産承継コンサルティングサービス」

と現時点では定義づけています。

 

2.新規事業のアイデア

自社の事業を「見たままの事業」で定義していると、新規事業のアイデアはなかなか出てこないもの。

でも、先のように事業を再定義すると、既存の業種の枠を超えた、様々なアイデアが出てきます。

例えば、鉾立榮一朗事務所を、単に行政書士業と捉えれば、

「官公署への提出書類および権利義務・事実証明に関する書類の作成、代理」

といった既存の業種の枠組みの中で新規事業を考えることになります。

すると、

  • 契約書作成
  • 遺言書作成

といった「点」で行うサービスがどうしても多くなります。

でも、「財産承継コンサルティングサービス」と事業を再定義することによって、

  • 財産コンサルティング
  • 事業承継コンサルティング

といった「面」で行うサービスのアイデアが出てくるようになります。

 

3.マーケティングのアイデア

新規事業をテストし、立ち上げて、軌道に乗せるためには、マーケティングが不可欠です。

  • 対象になるのはどのようなお客さんか?
  • そのお客さんに、どのようなメッセージを伝えるのか?
  • メッセージをどのように伝えるのか?(媒体は?広告は?)

といった、マーケティングの大枠のアイデアを熟成させます。

例えば、鉾立榮一朗事務所の場合、対象になるお客さんは、悩みベースだと、

  • 現状に対する不満、将来への不安があった
  • 家族間でトラブルになっていた
  • 誰に相談すればいいか分からなかった
  • 自分たちだけでは手続きが難しかった
  • 相談先に「取り扱いできない」と言われた

ような方になります。

この方向けに、自社のWebサイトに個別の問題に対応したランディングページを作り、『無料個別相談』の利用を提案するのが大枠のアイデアになります。

 

ちなみに、我が家のリセット休暇ですが、最近は夫婦で「一人日帰り温泉」にハマっています。

先日私が行ってきたのが、巣鴨にある東京染井温泉Sakura。

東京染井温泉Sakura

小旅館のような趣の日帰り温泉施設で、食事処も落ち着いた雰囲気で味もGood。

風呂上がりに枝豆とクラフトビール、蕎麦を注文して、自社のビジネスについて久々に一人でじっくり考えていました。

今後も、月1回のペースで日帰り温泉を色々と開拓していこうと思います。

 

追伸

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。