仕事の優先順位をつけるときに役に立つ思考法


仕事の優先順位

 

こんにちは、鉾立です。

ビジネスマンとして仕事をするうえで、これまで、「仕事の進め方」について色々と試行錯誤を続けてきました。

今はさすがに「その時の気分でやろうと思った仕事をする」というアバウトなやり方はしなくなりましたが(独立したての頃はほぼそんな感じでした(汗))、油断していると未だに「よくよく考えてみたらあまり重要でない仕事を漠然と行っていた」なんてことがあります。

やはりビジネスマンとしては、

  • いかに早く仕事をするか
  • いかに多くの仕事をするか
  • いかに質の高い仕事をするか

といった仕事の生産性向上に課題を持ちつつ日々の仕事を行っているわけですが、
そうはいっても、

  • やることが多すぎて何から手を付けたらいいのか、、、
  • 突発的な出来事が起きて1日の予定が狂ってイライラしてしまう

なんてことはないでしょうか?

 

やることが多すぎて、何からやればいいか分からないとき

やることが多すぎて、頭の中であれこれと考えてにっちもさっちもいかなくなったときは、シンプルですが、やることを紙に書き出すことが一番効果的です。

文字情報としてやることを客観視すると頭の中が整理されます。

実際に箇条書きにしてみると、意外と「あれ?大したことないかも」と思うことが多いものです。

加えて、

  • 「この仕事とこの仕事をくっつけて、まとめて(連続して)やると効率がいい」
  • 「この仕事は今日じゃなくて別の日にやればOK」
  • 「この仕事は○○さんにお願いしよう」

と気づいたりします。

まずはゆっくり深呼吸して、やることを紙に書き出しながらToDoリストを作ることをおススメします。

 

やることを書き出してみたけど、優先順位がつけられないとき

とは言うものの、「ToDoリストを作ったけど、さて、どの仕事から手を付けようか?」と迷うことがあります。

この点、経営者の仕事は「意思決定をすること」と言われますが、自分の判断基準があるとスムーズに意思決定ができるものです。

最近、その判断基準として、簡潔かつ優れているとても良い思考法を知りました。

それは、

「今、何が重要か」と自分に問いかける

というものです。

 

書籍『エッセンシャル思考』/グレッグ・マキューン(著)では、米国のある高校ラグビー部を36年間で20回の全国優勝へと導いたコーチのエピソードを紹介しています。

 

 

「われわれはつねに勝つ」と彼は言う。圧倒的な結果をだしているのだから、もっともな言葉だ。だが、彼が言っているのは試合のことだけではない。彼の言う「勝つ(win)」とは、チーム全員がつねに考えるべき問いの頭文字でもある。
「今、何が重要か(What’s Important Now?)」という問いだ。(中略) 彼らの強さの秘密は、その集中力にある。試合中、選手はつねに「今、何が重要か」だけを考えている。(中略) 最高の力を発揮するためには、「今、この瞬間」だけを意識しなくてはならない。これはラグビーの試合だけでなく、私たちの仕事や生活にも言えることだ。

 

 

この思考法を知って私は、

  • ToDoリストを作った後、「今、何が重要か」と自分に問いかけて仕事の優先順位をつける
  • 1日の予定を組んだ後も、「今、何が重要か」と常に考えながら、臨機応変にそのときに重要と考える仕事を行う

というルールを作りました。

その結果、1日の最善な行動計画を組めるようになり、突発的な出来事が起きてもイライラしなくなるなど、かなりいい感じに仕事を進められるようになりました。

「自分への問いかけ」を習慣にするための工夫

が、油断しているとまた以前の思考に戻ってしまいます。

そこで私は、この言葉を付箋に書いて、メインPCのモニター(目線のあたり)に貼り付けています。

「今、何が重要か」

 

 

まとめ

  1. やることを紙に書き出してToDoリストを作る
  2. ToDoリストを作った後、「今、何が重要か」と自分に問いかけて仕事の優先順位をつける
  3. 1日の予定を組んだ後も、「今、何が重要か」と常に考えながら、臨機応変にそのときに重要と考える仕事を行う
  4. 「自分への問いかけ」を習慣にするための工夫をする

 

ぜひお試しを!

この記事が、「今のあなたにとって重要なもの」であったなら嬉しいです(笑)。

鉾立

 

追伸

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西荻窪の経営・起業アドバイザー/財産承継コンサルタント。 「経営の原理原則」をテーマに研究を重ね、これまで数多くのクライアント支援から得た経験と、自らの事業活動による実証を加えたノウハウ・ドゥハウを体系化。 企業経営者、特にスモールビジネス・オーナーの転ばぬ先の杖となり、「経営の原理原則を実践する経営者を増やしてハッピーな世の中を創る」ことを使命とする。 また、「借り入れ時に個人保証を求められる中小企業経営者にとっては会社の財産も個人の財産も一体」との現実、「事業承継にまつわる諸問題」などとも向き合いながら、クライアントの財産承継コンサルティングに取り組む。 「経営と財産は両輪」との信念のもと、クライアントの身近な参謀役(アドバイザー)として日々活動している。 家族は妻と息子と猫(キジトラ雄)。中野(自宅)⇄西荻窪(事務所)を行ったり来たり。